※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
未定だった来年のアジア・カデット選手権の開催地がインド・ニューデリーに決まった。期間は6月24日(木)~27日(日)。シニアは「2月16日(火)~21日(日)、カザフスタン」、ジュニアは「7月6日(火)~11日(日)、タイ」と決まっていた。
東京オリンピックのアジア予選は3月26日(金)~28日(日)に中国・西安で予定されている。他にアジア・ビーチ大会が4月に中国・三亜で開催され、レスリングも実施される。U23とU15のアジア選手権は、予定にない。
ニューデリーは今年2月、世界がコロナ禍に見舞われる直前にシニアのアジア選手権を開催したばかり。最近では、2018年7月にアジア・ジュニア選手権、2015年6月にアジア・カデット選手権を開催するなど、頻繁にアジアの大会を開催してきた。
インドの新型コロナウィルスの感染者は、11月中旬の段階で、世界で2番目に多い約870万人、死者は約13万人。1日当たりの感染者が9月の9万人超をピークに4万人程度まで下がっていると報じられている一方、毎年秋から冬にかけて悪化する大気汚染によって換気が不十分になり、再拡大の懸念も伝えられている。
シニアが開催されるカザフスタンは、日本貿易振興機構(JETRO)によると、11月上旬には国内の新規感染者数が、1日当たり400人を超えて増加傾向に転じ、11月3日から空路による入国制限が強化されている。
ジュニア開催のタイは、NHKによると、今年3月から断続的に非常事態宣言が発令されているものの、現在は新たに確認される感染者の数が1ケタとなる日がほとんど。感染リスクが低い一部の国に限って観光客の受け入れが再開されている。
2021年のアジアの大会の期日と場所は下記の通り。
2月16日(火)~21日(日):アジア選手権(カザフスタン・アルマトイ)
3月26日(金)~28日(日):オリンピック・アジア予選(中国・西安)
4月3日(土)~4日(日):アジア・ビーチ大会レスリング競技(中国・三亜)
6月24日(木)~27日(日):アジア・カデット選手権(インド・ニューデリー)
7月6日(火)~11日(日):アジア・ジュニア選手権(タイ・バンコク)