※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
世界レスリング連盟(UWW)は10月22日、デジタルによるスコア記入の採用により、ジャッジペーパー(スコアシート)が過去のものとなることをホームページに掲載した。映像の撮影・保存とデジタルタッチによるスコアに記入で、ジャッジペーパーの必要がなくなるという。
これにより、年間3万枚以上のペーパーが節約され(注=UWW公認大会の総数なのかなど、どの大会を示しているかは不明)、年間46ポンド(約20.1kg)の炭素の節約になるという。ペーパーによるスコア記入は、しばしば不正を誘発しており、これの防止につながるとしている。
世界の温暖化防止のため、国際オリンピック委員会(IOC)、世界大学スポーツ連盟(FISU)、コモンウェルス大会などがペーパーレスを推進しており、これらの団体と歩調を合わせる行動。「紙の無駄をなくすことは、UWWの重要な戦略のひとつ」としている。
本来なら,今年の多くの大会でテスト実施する予定だった。新型コロナウィルスのため大会がなくなり、一部の審判しかトレーニングできておらずテスト実施は先送りとなっているが、次のオリンピック・サイクル(東京オリンピック以降)には正式に採用したいとしている。