※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
イラン協会のホームページは8月5日、ドーピング違反によってウズベキスタンとシリアの選手が順位を剥奪された昨年9月の世界選手権(カザフスタン)に関し、国別対抗得点でイランの3位繰り上げが正式に認められ、近く3位のカップを手にすることを報じた。
今年2月、同選手権の男子フリースタイル125kg級でウズベキスタンとシリア選手、同74kg級でフランス選手がドーピング違反となり、順位を剥奪された。これにより、125kg級で8位だったモヘビ・ヤドラフ・モハマドカズム(イラン)が6位へ繰り上がった。
同選手が獲得した国別対抗得点は「6点」だったのが「9点」となり、イランの得点は「92点」が「95点」へ。3位だった米国の「94点」を上回ることになり、イランが3位になるべきだ、とアピールしていた。
このほど、世界レスリング連盟(UWW)からイランの3位を認める連絡があり、公式リザルト(記録)も修正されている。イランは、2013年の世界選手権・国別対抗得点で優勝したあと、2014年と2015年に2位と強さを見せながら、2017年は9位、2018年は6位と順位を落としていた。今回の繰り上げで、3年連続での3位入賞なしは避けることができた。