※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
東日本学生連盟は先週末、メールによる臨時理事会を実施し、5月20日(水)~22日(金)に東京・駒沢体育館で予定していた東日本学生リーグ戦の中止を決めた。1935年の「3大学リーグ戦」を起源とする同リーグ戦が中止となるのは、戦争によって1943~45年に中止となった時以来。
6月24日(水)~26日(金)に同所で予定されている東日本学生選手権・春季大会は、感染状況や駒沢体育館(5月6日まで休館)など各所の動向を見ながら、緊急事態宣言の措置が延期(5月7日以降)となる場合は中止とし、解除された場合は5月20日を最終判断日として状況を見極めることとした。
リーグ戦の実施は、当初、4月20日を最終判断期限としていた。7日に政府から緊急事態宣言が発令され、大会中止事由に該当するため、予定を繰り上げて最終判断することを常任理事会で決定。全理事に、以下の理由によって中止とすることを提案し、全会一致で承認を得た。
■政府より緊急事態宣言が発令されたため
■4月8日現在、加盟24大学中21大学が活動禁止、または自粛、学内施設使用不可によって通常活動ができていないため
■外出自粛要請期間(5月6日まで)は、どの大学も活動禁止となる可能性が高いため
■大学スポーツ協会(UNIVAS)より加盟団体に対し、春季に開催される大会について、「 十分に感染拡大防止策が実行できないようなイベントは、時期的な必然性を考慮して、 その実施について慎重に検討する」との再度依頼がなされたため
なお、2021年度大会のリーグ編成および組み合わせは、2019年度の順位を適用して編成することとした。1大学より、今年度中にリーグ戦に替わる1日で出来るトーナメント開催の提案あったという。