※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
2004年アテネ大会から採用されたオリンピック・女子の国別メダル獲得数は下記の通り。日本が金メダル数、メダル数とも2位以下を大きく引き離している。2位との金メダルの差「9個」は、数字上の可能性はともかく、現実問題としては、他国が急成長しても最低5大会は安泰だろう。
アテネ大会から4大会連続でメダルを獲得しているのは、日本のほかは、米国、カナダ、中国、ロシアの計5ヶ国。
2016年リオデジャネイロ大会では、インドとチュニジアが初めてメダルを手にし(ともに銅メダル)、13ヶ国がメダルを取った。4大会を合わせたメダル獲得国は18ヶ国。この数字が増えることが、女子の普及発展を意味する。
東京オリンピックでメダル初獲得が期待されるのは、北朝鮮、キルギス、ルーマニア、ナイジェリア、エストニア、ドイツ、ハンガリー、トルコ、キューバなど。さて、どうなるか。
世界アンチ・ドーピング機関(WADA)は現在、ドーピング検査での検体を10年間保存し、最新技術で分析して過去の違反者を摘発しています。2016年リオデジャネイロ大会後でも、2008年北京大会金メダリストのメダル剥奪が正式に決まり、同級の順位が変動しています。下記は2020年3月現在の記録で、今後のドーピング違反摘発によっては、数字が変わります。 |
※2020年3月現在
No. | 国 名 | 金 | 銀 | 銅 | 計 |
1 | 日 本 | 11 | 3 | 2 | 16 |
2 | カナダ | 2 | 2 | 2 | 6 |
〃 | 中 国 | 2 | 2 | 2 | 6 |
4 | ロシア | 1 | 4 | 2 | 7 |
5 | 米 国 | 1 | 1 | 3 | 5 |
6 | ウクライナ | 1 | 1 | 2 | |
7 | アゼルバイジャン | 2 | 3 | 5 | |
8 | ブルガリア | 2 | 1 | 3 | |
9 | カザフスタン | 1 | 4 | 5 | |
10 | ベラルーシ | 1 | 1 | ||
11 | コロンビア | 2 | 2 | ||
〃 | フランス | 2 | 2 | ||
〃 | ポーランド | 2 | 2 | ||
〃 | スウェーデン | 2 | 2 | ||
15 | スペイン | 1 | 1 | ||
〃 | インド | 1 | 1 | ||
〃 | モンゴル | 1 | 1 | ||
〃 | チュニジア | 1 | 1 | ||
合 計 | 18 | 18 | 32 | 68 |