2020.01.11

男子フリースタイル65kg級の2017年欧州王者イリャス・ベクブラトフ(ロシア)がウズベキスタン国籍へ変更か

※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。

ウズベキスタンから東京オリンピックを狙うか、2017年欧州王者イリャス・ベクブラトフ(ロシア)=UWW-You tubeより

 インドの「ヒンズスタン・タイムス」が報じたところによると、男子フリースタイル65kg級で2017年欧州選手権優勝・2018年同2位などの成績を持ち、ロシアの“隠れた強豪”の一人、イリャス・ベクブラトフ(29歳)が、ウズベキスタンへ国籍変更したという。

 同選手は、世界選手権には出場していないが、欧州チャンピオンのほか、ロシア最高レベルの国際大会「ヤリギン国際大会」で5度優勝、2018・19年の「ダン・コロフ-ニコラ・ペトロフ国際大会」(ブルガリア)では70kg級に出場して連覇するなどの実力の持ち主。

 乙黒拓斗(山梨学院大)が東京オリンピック出場を決めた同級は、ロシアのガジムラド・ラシドフが昨年の世界チャンピオンで、同3位のイズマイル・ムズカエフ(ハンガリー)、同7位のハジ・モハマド・アリ(バーレーン)も最近ロシアから国籍を変えた選手。

 この情報が正しければ、また一人、“ロシアの選手”が加わりそう。他にも同国のハイレベルの闘いを避けて国籍変更を試みている選手がいる可能性もある。