※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
昨年と今年の世界選手権・男子フリースタイル97kg級優勝のアブデュラシド・サデュラエフ(ロシア)が、自らのインスタグラムで、世界レスリング連盟(UWW)から4ヶ月の出場停止処分を受けたことを明かした。
同選手は優勝後、故郷ダゲスタン地方で崇拝されている19世紀のイスラム教徒の指導者、イマム・シャミルの絵が描かれたTシャツを着てインタビューに応じたという。UWWはレスリングと政治・宗教の分離を掲げていて、宗教指導者を描いた衣服でインタビュースペースに現れること禁じており、この規定に抵触したもよう。
サデュラエフは「私にとって、イマム・シャミルは偉大な人間であり、誇り、ロールモデルです。今もそうです」としながらも処分を受け入れ、「(東京オリンピックへの、と思われる)スタートに影響しません」としている。
「2月に会いましょう」とも記載されていることから、10月には処分がくだったもよう。処分に関しては、UWW、ロシア協会とも発表していない。