※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
2019年女子ワールドカップは11月16日、千葉・成田市中台公園運動公園体育館で開幕。予選A組の日本はウクライナと中国を下して優勝決定戦進出を決めた。B組1位の米国と対戦する。
日本は、予選1回戦のウクライナ戦は全階級とも大学選手という若手中心のメンバーを起用。50kg級の加賀田葵夏(青山学院大)から順調に勝ち進み、62kg級の森川美和(日体大)が勝って6勝目をマークし、この時点でチームの勝利を決めた。最終的には9-1で勝利。
2回戦は試合がなかったあと、3回戦で過去6度優勝の中国と対戦。50kg級の須﨑優衣(早大)が今年の世界選手権5位で東京オリンピック出場枠を獲得しているスン・ヤナン(孫亜楠)を破り、53kg級の奥野春菜も世界選手権3位のパン・キアンユ(龐倩玉)を撃破。
57kg級で世界チャンピオンの川井梨紗子(ジャパンビバレッジ)が新鋭選手を下した後の59kg級では、稲垣柚香(愛知・至学館高)が57kg級世界2位のロン・ニンニン(栄寧寧)を破るなどし、62kg級でチームの勝利を決めた。その後の4階級は敗れたものの、6-4で予選1位へ。
B組では、米国がロシアとモンゴルを破って1位へ。2011年以来の決勝進出を決めた。
最終日は順位決定戦が行われる。(撮影=矢吹建夫)
【予選A組】
▼1回戦
日本○[9-1]●ウクライナ、中国=BYE
▼2回戦
中国○[9-1]●ウクライナ、日本=BYE
▼3回戦
日本○[6-4]●中国、ウクライナ=BYE
《予選順位》[1]日本 2勝、[2]中国 1勝1敗、[3]ウクライナ 2敗
------------------------------
【予選B組】
▼1回戦
モンゴル○[6-4]●ロシア、米国=BYE
▼2回戦
米国○[8-2]●ロシア、モンゴル=BYE
▼3回戦
米国○[6-4]●モンゴル、ロシア=BYE
《予選順位》[1]米国 2勝、[2]モンゴル 1勝1敗、[3]ロシア 2敗
【予選3回戦】日本○[6-4]●中国
階級 | 日 本 | 試合結果 | 中 国 | ||
50kg | 須﨑優衣(早大) | ○ | 3-2 | Sun, Yanan | |
53kg | 奥野春菜(至学館大) | ○ | 4-3 | Pang, Qianyu | |
55kg | 花井瑛絵(至学館大) | ○ | 6-0 | Chen, Jiawei | |
57kg | 川井梨紗子(ジャパンビバレッジ) | ○ | 6-0 | Feng, Yongxin | |
59kg | 稲垣柚香(愛知・至学館高) | ○ | 2-0 | Rong, Ningning | |
62kg | 川井友香子(至学館大) | ○ | フォール、4:46=8-0 | Kang, Juan | |
65kg | 榎本美鈴(環太平洋大) | 0-2 | ○ | Wu, Yaru | |
68kg | 松雪成葉(至学館大) | 0-2 | ○ | Zhou, Feng | |
72kg | 鏡優翔(JWA/東京・帝京高) | 1-7 | ○ | Wang, Juan | |
76kg | 皆川博恵(クリナップ) | 0-7 | ○ | Zhou, Qian |
【予選2回戦】BYE
【予選1回戦】日本○[9-1]●ウクライナ
階級 | 日 本 | 試合結果 | ウクライナ | ||
50kg | 加賀田葵夏(青山学院大) | ○ | 2-1 | Vynnyk, Maria | |
53kg | 田村生吹(日体大) | ○ | 14-5 | Vynnyk, Solomiia | |
55kg | 五十嵐彩季(至学館大) | ○ | Tフォール、3:35=13-3 | Kravchenko, Anastasia | |
57kg | 南條早映(至学館大) | ○ | Tフォール、2:55=10-0 | Kremzer, Olena | |
59kg | 田南部夢叶(日体大) | ○ | Tフォール、4:25=10-0 | Bodnar, Sofia | |
62kg | 森川美和(日体大) | ○ | フォール、5:46=10-2 | Rizhko, Tatyana | |
65kg | 類家直美(至学館大) | ○ | 5-2 | Chudyk, Oksana | |
68kg | 松雪成葉(至学館大) | ○ | 6-0 | Rudnitska-Levitska, Alina | |
72kg | 進藤芽伊(日体大) | フォール、1:50=6-1 | ○ | Belinskaya, Alla | |
76kg | 松雪泰葉(至学館大) | ○ | Tフォール、2:40=10-0 | Vovchak, Romana |