※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
2019年世界軍隊大会・レスリング競技の男子フリースタイルが10月21~22日に中国・武漢で行われ、65kg級は先月の世界選手権(カザフスタン)で優勝したガジムラド・ラシドフ(ロシア)が全4試合にテクニカルフォール勝ちして優勝した。
ラシドフは2017・18年に61kg級で2年連続世界2位となり、今年から65kg級へ。1月のヤリギン国際大会(ロシア)は3位だったが、7月のロシア選手権で勝ち、世界選手権では前年王者の乙黒拓斗(山梨学院大)を8-1で破るなどして優勝した。
一方、ラシドフの国内でのライバルの一人、2018年世界選手権3位のアフメド・チャカエフは、18~20日にロシア・グロズニーで行われた「アフマット・カディロフ国際大会」で優勝した。
同大会では、2016年リオデジャネイロ・オリンピック65kg級優勝で昨年の世界軍隊選手権70kg級優勝のソスラン・ラモノフが、背中の手術による約1年1ヶ月のブランクを経て復帰。70kg級で2位に入った。ラモノフは24~28日にロシア・ネフテユガンスクで行われる「ウラジーミル・セメノフ国際大会」では65kg級に出場し、同級で東京オリンピックを目指すことを明言した。
ロシアの65kg級のオリンピック代表争いが熾烈になりそうだ。
世界軍隊選手権・男子フリースタイルのメダル獲得選手は下記の通り。
【57kg級】
[1]Pak, Un Gwang(北朝鮮)
[2]Dukov, Andrei (ルーマニア)
[3]Nowry, Max Emiliano(米国)
[3]Lehr, Horst Justin(ドイツ)
【65kg級】
[1]Rashidov, Gadshimurad(ロシア)
[2]Shuptar, Vasyl(ウクライナ)
[3]Tian, Zhengguan(中国)
[3]Kilicsallayan, Selahattin(トルコ)
【74kg級】
[1]Tsabolov, Khetik(ロシア)
[2]Kaipanov, Nurkozha(カザフスタン)
[3]Lee, Seung-Bong(韓国)
[3]Demirtas, Soener(トルコ)
【86kg級】
[1]Naifonov, Artur(ロシア)
[2]Dudarov, Ahmed Ruslanovich(ドイツ)
[3]Markosyan, Mher(アルメニア)
[3]Bazrighaleh, Ahmad Yousef(イラン)
【97kg級】
[1]Mohammadian, Mohammad Hossei Askari(イラン)
[2]Hushtyn, Aleksandr(ベラルーシ)
[3]Baitsaev, Vladislav(ロシア)
[3]Yasarli, Fatih(トルコ)
【120kg級】
[1]Akguel, Taha(トルコ)
[2]Mohebbi, Yadollah Mohammadkazem(イラン)
[3]Deng, Zhiwei(中国)
[3]Baran, Robert(ポーランド)