※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
開催を危ぶむ声もあった今年の男子グレコローマンのワールドカップが、11月28日(木)~29日(金)にイラン・テヘランで行われることになり、9月の世界選手権(カザフスタン)の国別対抗得点で6位に入った日本も参加することになった。1994年大会(ハンガリー・ブダペスト)以来、25年ぶりの出場となる。
ワールドカップは世界の強豪チームによって争われる団体戦。男子グレコローマンは1980年に始まり、日本はアジアの代表としてほぼ毎年出場していたが、1990年からは台頭してきた韓国やイランが出場。1994年は上位国に棄権が出たことによる繰り上げ出場だった。2000年代に世界選手権の国別対抗得点によって出場国が決まるようになってからは、一度も参加できなかった。
イランでの開催は2013年から6大会連続(昨年もイランで予定されていたが、実施されなかった)。今年はロシア、ウズベキスタン、ジョージア、イラン、カザフスタン、日本、ハンガリー、キューバが出場予定。アジアから4ヶ国が出場するのは、10ヶ国参加の時代(2009~2014年)を含めても初めて。
試合は4ヶ国ずつに分かれて予選リーグが行われ、同順位の国によって順位決定戦が行われるので、合計4試合を闘う。2016年はイラン、2017年はロシアが優勝していた。