※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
(2019年9月21日、カザフスタン・ヌルスルタン/取材=布施鋼治)
■男子フリースタイル74㎏級5位・奥井眞生(自衛隊=3位決定戦でジョーダン・バローズにテクニカルフォール負け)「正直、全部ダメでしたね。昨日の準々決勝でロシア選手と闘って、自分の位置が分かったような気がしたけど、バローズと闘って、あらためてそんなに甘くはないと思いました。入らせすぎました。そこの対処をもう少ししっかりしていかないといけない。作戦は、第1ピリオドはロースコアで抑え、第2ピリオドで自分の形で取りにいけたらと思っていました。
バローズはタックルの一発の重さが違っていた。正直、第2ピリオドに入った時、向こうは疲れていたと思うけど、タックルのスピードと重みはどうすることもできなかった。(自分の)力は他の選手と比べると少しは上だと思っていたけど、海外の選手とやるとやっぱり違う。今回、自分の枠(オリンピック代表)を取って帰ろうと思っていたので悔しい。12月の天皇杯(全日本選手権)に向け、気持ちを新たにやっていくしかない」