※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
【ヌルスルタン(カザフスタン)、世界選手権取材チーム】2019年世界選手権第6日は9月19日、カザフスタン・ヌルスルタンで新たに女子2階級と男子フリースタイル2階級が行われ、女子62kg級の川井友香子(至学館大)、同68kg級の土性沙羅(東新住建)、男子フリースタイル65kg級の乙黒拓斗(山梨学院大)の3選手が敗者復活戦に回ることになり、20日の3位決定戦進出を目指すことになった。
男子フリースタイル57kg級の高橋侑希(ALSOK)は3回戦で黒星。敗者復活戦に回れず、オリンピック出場枠は取れなかった。
川井は初戦の2回戦でドイツ選手を破ったあと、3回戦でアジア選手権決勝で敗れたアイスルー・チニベコワ(キルギス)に自滅技によるフォール負けの不覚。しかし、チニベコワが決勝に進み、敗者復活戦に回ってオリンピック出場枠を目指す。
土性は1回戦でインド選手に手堅く勝ち、2回戦で欧州選手権2位のアデラ・ハンズリコワ(チェコ)にテクニカルフォール勝ち。しかし3回戦でタミラ・メンサストック(米国)に1-10で敗れた。メンサストックが決勝に進み、敗者復活戦にオリンピック出場枠獲得に望みをかける。
乙黒は初戦の2回戦でU23欧州チャンピオンのアルメニア選手を下したが、3回戦で昨年の61kg級2位のガジムラド・ラシドフ(ロシア)に1-8で黒星。ラシドフが決勝に進んだことで、敗者復活戦から3位決定戦進出を目指す。
高橋は初戦の2回戦から連勝しながら、4回戦で昨年のU23世界選手権2位のクマール・ラビ(インド)に黒星。ラビが決勝に進めず、敗者復活戦への道を断たれ、オリンピック出場枠獲得は持ち越しとなった。
各選手の成績は下記の通り。
【62kg級】川井友香子(至学館大) 34選手出場
敗復戦 Romero Bonilla, Alejandr(メキシコ)
3回戦 ●[フォール、4:18=3-3]Tynybekova, Aisuluu A(キルギス)
2回戦 ○[7-0]Niemesch, Luisa(ドイツ)
1回戦 BYE
------------------------------
【68kg級】土性沙羅(東新住建) 32選手出場
敗復戦 (ニュージーランドorナイジェリア)
3回戦 ●[1-10]Mensah-Stock, Tamyra Mariama(米国)
2回戦 ○[Tフォール、6:00=11-0]Hanzlickova, Adela(チェコ)
1回戦 ○[2-0]Kakran, Divya(インド)
【57kg級】高橋侑希(ALSOK) 35選手出場
4回戦 ●[1-6]Kumar, Ravi(インド)
3回戦 ○[4-2]Fix, Daton Duain(米国)
2回戦 ○[12-5]Iuna Fafe, Diamantino(ギニアビサオ)
1回戦 BYE
※敗者復活戦に回れず
------------------------------
【65kg級】乙黒拓斗(山梨学院大) 34選手出場
敗復戦 (アゼルバイジャンorエジプト)
3回戦 ●[1-8]Rashidov, Gadzhimurad(ロシア)
2回戦 ○[6-0]Tevanyan, Vazgen(アルメニア)
1回戦 BYE