2019.09.17

文田健一郎(ミキハウス)が決勝進出、オリンピック代表内定…2019年世界選手権・第3日(2)

※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。

4試合を勝ち抜いて、日本選手の東京オリンピック内定第1号となった文田健一郎

 【ヌルスルタン(カザフスタン)、世界選手権取材チーム】2019年世界選手権第3日は9月16日、新たに男子グレコローマン3階級が始まり、60kg級の文田健一郎(ミキハウス)が決勝進出を決めた。2位以上を確定し、日本協会の定めた規定によって2020年東京オリンピックの代表に内定した。

 文田は初戦の2回戦でパンアメリカン大会王者のエクアドル選手を3-1で下し、3回戦で昨年63kg級2位のエルムラト・タスムラドフ(ウズベキスタン)にテクニカルフォール勝ち。4回戦は昨年のこの階級2位のビクトル・シオバヌ(モルドバ)を下した。

 この時点で5位以上となり、オリンピック出場枠を獲得。準決勝では昨年の世界ジュニア選手権3位のアリレザ・アヤト・オラ・ネヤティ(イラン)をテクニカルフォールで下し、銀メダル以上を確保した。決勝は昨年の世界王者、セルゲイ・エメリン(ロシア)と対戦する。

 77kg級の屋比久翔平(ALSOK)と130kg級の園田新(ALSOK)は、ともに初戦黒星。敗者復活戦に回れず、オリンピック出場枠獲得はならなかった。

 各選手の成績は下記の通り。(撮影=保高幸子)

準決勝は1点を先制されながら、途中から攻撃一方で快勝

笹本睦コーチとオリンピック内定を喜ぶ

 

男子グレコローマン

※決勝は17日に実施

 【60kg級】文田健一郎(ミキハウス)   39選手出場
決 勝 Emelin, Sergey(ロシア)
準決勝 ○[Tフォール、4:27=10-1]Nejati, Alireza Ayat Ollah(イラン)
4回戦 ○[12-5]Ciobanu, Victor(モルドバ)
3回戦 ○[Tフォール、4:48=9-1]Tasmuradov, Elmurat(ウズベキスタン)
2回戦 ○[3-1]Montano Arroyo, Andres Roberto(エクアドル)
1回戦  BYE

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 【77kg級】屋比久翔平(ALSOK)   38選手出場
1回戦 ●[2-4]Chalyan, Karapet(アルメニア)

※敗者復活戦へ回れず

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 【130kg級】園田新(ALSOK)   31選手出場
1回戦 ●[1-3]Mohamed, Abdellatif Mohamed Ahmed(エジプト)

※敗者復活戦へ回れず