※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
※シード選手は、最終エントリーによって変わる場合があります。
昨年、35歳を目前にして世界王者に輝いたヨウリス・ボンネ・ロドリゲス(キューバ)は、今年のパンアメリカン選手権2位、「アリ・アリエフ国際大会」(ロシア)3位と優勝から見離されている。第1シードとして、再度世界一をつかむ実力をキープしているか。
昨年2位のガジムラド・ラシドフ(ロシア)は65kg級にアップして出場。昨年のU23世界王者で今年のロシア選手権で優勝し、8月の「ジオルコウスキ国際大会」(ポーランド)も勝ったマゴメドラスル・イドリソフがロシア代表として出てくる。ノーシードだが、ラシドフの後を継ぐ選手として、優勝戦線にからむ可能性は高い。
昨年世界3位のツブシンツルガ・チュメンビレグ(モンゴル)は、「ジオルコウスキ国際大会」の決勝でイドリソフに敗れたものの、上位を狙える実力はあろう。アジアからは、アジア選手権3位のラフル・バラハデド・アワレ(インド)が、7月の「ヤシャ・ドク国際大会」(トルコ)を制するなどして第2シードとなった。イランからは、昨年5位の選手を退けて出てくる2017・19年アジア選手権優勝のベフナム・エシュグ・エフサンプール(イラン)が第4シードとして出場する。軽量級でのアジアの強さを見せるか。
昨年5位のベカ・ロムターゼ(ジョージア)は2年連続欧州選手権2位で、8月の「トビリシ国際大会」(ジョージア)優勝と力を見せ、第3シードとして挑む。
初出場の山口海輝(日体大)が、世界ジュニア選手権優勝の勢いを持ち込み、優勝争いにからめるか。
2018年世界選手権成績 | 2019年世界選手権 シード選手 |
1. Bonne Rodriguez, Yowlys(キューバ) 2. Rashidov, Gadshimurad(ロシア) 3. Tumenbileg, Tuvshintulga(モンゴル) 〃 Colon, Joseph Daniel(米国) 5. Yakhkeshi, Mohammadbagheri Esmaeil(イラン) 〃 Lomtadze, Beka(ジョージア) 7. 小栁和也(日本) 8. Gongane, Sonba Tanaji(インド) |
1. Bonne Rodriguez, Yowlys(キューバ) 2. Aware, Rahul Balasaheb(インド) 3. Lomtadze, Beka(ジョージア) 4. Ehsanpoor, Behnam Eshagh(イラン) |
2018年アジア大会 | 2019年アジア選手権 |
(実施せず) | 1. Ehsanpoor, Behnam Eshagh(イラン) 2. Liu, Minghu(中国) 3. 藤田雄大(日本) 〃 Aware, Rahul Balasaheb(インド) |
2019年欧州選手権 | 2019年欧州大会 |
1. Harutunyan, Arsen(アルメニア) 2. Lomtadze, Beka(ジョージア) 3. Vock, Randy(スイス) 〃 Topal, Recep(トルコ) |
(実施せず) |
2019年パンアメリカン選手権 | 2019年パンアメリカン大会 |
1. Colon, Joseph Daniel(米国) 2. Bonne Rodriguez, Yowlys(キューバ) 3. Schiller, Scott Anthony Josef(カナダ) 4. Rodriguez Jovel, Juan Antonio(エルサルバドル) |
(実施せず) |