※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
※シード選手は、最終エントリーによって変わる場合があります。
昨年、35歳で世界王者に輝いたピーター・バッチ(ハンガリー)は、昨年の地元の世界選手権で引退。昨年2位のウムラフ・クス(トルコ)は今年の欧州選手権3位などで、ランキング1位へ。優勝候補の一角と言えよう。
欧州選手権でクスを破ったのがライベク・ビスルタノフ(デンマーク)。国際大会では最初からデンマーク国籍だが、ロシア・チェチェン出身で、風貌からしてもロシア人。生まれ故郷でよく練習しているという。昨年のU23世界選手権は77kg級で2位、今年2月のハンガリー・グランプリでも2位に入っている実力者。
7月のオレグ・カラワエフ国際大会(ベラルーシ)でクスを破ったのが、世界3位のビクトル・サスノフスキー(ベラルーシ)。同じ世界3位で、2018年欧州選手権優勝のマクシム・マヌキャン(アルメニア)とともに優勝を狙う実力はある。
アジアからは、昨年の世界選手権で5位入賞を果たしたサエイド・ムラド・アブデュバリ(イラン)が、今年のアジア選手権で優勝し実力を見せた。2011年に66kg級で世界一に輝いた選手。2017年75kg級3位を経て、昨年から82kg級で闘い、この階級で実力を発揮し始めた。第3シードとなっている。
初出場の岡嶋勇也(警視庁)が、どこまで上位に食い込めるか。
2018年世界選手権成績 | 2019年世界選手権 シード選手 |
1. Bacsi, Peter(ハンガリー) 2. Kus, Emrah(トルコ) 3. Sasunovski, Viktor(ベラルーシ) 〃 Manukyan, Maksim(アルメニア) 5. Azisbekov, Atabek(キルギス) 〃 Abdvali, Saeid Mourad(イラン) 7. Schwarz, Roland(ドイツ) 8. Yerezhepov, Maksat(カザフスタン) |
1. Kus, Emrah(トルコ) 2. Sasunovski, Viktor(ベラルーシ) 3. Abdvali, Saeid Mourad(イラン) 4. Bisultanov, Rajbek Alvievich(デンマーク) |
2018年アジア大会 | 2019年アジア選手権 |
(実施せず) | 1. Abdvali, Saeid Mourad(イラン) 2. Singh, Harpreet(インド) 3. Yerezhepov, Maksat(カザフスタン) 4. Qian, Haitao(中国) |
2019年欧州選手権 | 2019年欧州大会 |
1. Bisultanov, Raibek(デンマーク) 2. Gobadze, Lasha(ジョージア) 3. Kus, Emrah(トルコ) 〃 Komarov, Aleksander(ロシア) |
(実施せず) |
2019年パンアメリカン選手権 | 2019年パンアメリカン大会 |
1. Haight, Cheney Isaac(米国) 2. Espinoza Castro, Carlos Moises(ペルー) 3. Barros Machado, Adil Hendresson(ブラジル) |
(実施せず) |