※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
※9月1日現在、シード選手以外にエントリーは発表されていません。下記は予想に基づきます。シード選手は、最終エントリーによって変わる場合があります。
一昨年、昨年と2016年リオデジャネイロ・オリンピックの王者同士の対決で注目を浴びた階級。2017年は同97kg級王者だったカイル・スナイダー(米国)が勝ち、昨年は同86kg級王者で階級を上げたアブデュラシド・サデュラエフ(ロシア)がリベンジ。今年はスナイダーが第1シード、サデュラエフが第2シードなので、対戦するとしたら決勝。3度目の対決は、どちらに軍配が上がるか。ともに、今年の大陸の選手権と大会の2大会を制覇している。
両者の対決を阻止する選手がいるか。昨年3位のアブラハム・デヘスス・コニエド・ルアノ(イタリア=元キューバ)は、5月の「サッサリ国際大会」(イタリア)と7月の「ヤシャ・ドク国際大会」(トルコ)の2つのランキング大会でともに3位と安定した実力。同じく昨年3位のエリズバール・オディカーゼ(ジョージア)も欧州大会3位と実力を意地している。
欧州大会2位のヌルマゴメド・ガジエフ(アゼルバイジャン)、欧州選手権2位のアレクサンダー・フシチン(ベラルーシ)、86kg級時代に世界2位の成績を持ち今年のパンアメリカン選手権2位のレイネリス・サラス・ペレス(キューバ)らが、どこまでやるか。
イランからは、2016年リオデジャネイロ・オリンピック7位で今年4月のアジア選手権で復帰優勝を飾ったレザ・ヤズダニ(イラン)が予想される。他のアジアでは、アジア選手権2位のバツル・ウルジサイカン(モンゴル)がランキング3位で第3シード。欧州とパンアメリカンの強豪の間に割って入れるか。
2年ぶりの出場となる赤熊猶弥(自衛隊)が、どこまで上位に食い込めるか。
2018年世界選手権成績 | 2019年世界選手権 シード選手 |
1. Sadulaev, Abdulrashid(ロシア) 2. Snyder, Kyle Frederick(米国) 3. Conyedo Ruano, Abraham de Jesus(イタリア) 〃 Odikadze, Elizbar(ジョージア) 5. Ibragimov, Magomed Idrisovich(ウズベキスタン) 〃 Olejnik, Pavlo(ハンガリー) 7. Alborov, Aslanbek(アゼルバイジャン) 8. Ulzisaikhan, Batsul(モンゴル) |
1. Snyder, Kyle Frederick(米国) 2. Sadulaev, Abdulrashid(ロシア) 3. Ulzisaikhan, Batsul(モンゴル) 4. Conyedo Ruano, Abraham de Jesus(イタリア) |
2018年アジア大会 | 2019年アジア選手権 |
1. Karimimachiani, Alireza Mohammad(イラン) 2. Musaev, Magomed(キルギス) 3. Kim, Jae-Gang(韓国) 〃 Ibragimov, Magomed Idrisovich(ウズベキスタン) |
1. Yazdani, Reza Mohammad Ali(イラン) 2. Ulzisaikhan, Batsul(モンゴル) 3. Kadian, Satyawart(インド) 〃 Yergali, Alisher(カザフスタン) |
2019年欧州選手権 | 2019年欧州大会 |
1. Sadulaev, Abdulrashid(ロシア) 2. Hushtyn, Aleksandr(ベラルーシ) 3. Odikadze, Elizbar(ジョージア) 4. Gadzhiev, Nurmagomed(アゼルバイジャン) |
1. Sadulaev, Abdulrashid(ロシア) 2. Gadzhiev, Nurmagomed(アゼルバイジャン) 3. Hushtyn, Aleksandr(ベラルーシ) 〃 Odikadze, Elizbar(ジョージア) |
2019年パンアメリカン選手権 | 2019年パンアメリカン大会 |
1. Snyder, Kyle Frederick(米国) 2. Salas Perez, Reineris(キューバ) 3. Diaz Robertti, Jose Daniel(ベネズエラ) 〃 Ramos, Evan Amadour(プエルトリコ) |
1. Snyder, Kyle Frederick(米国) 2. Diaz Robertti, Jose Daniel(ベネズエラ) 3. Perez Sosa, Luis Miguel(ドミニカ) 〃 Salas Perez, Reineris(キューバ) |