※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
※9月2日現在、シード選手以外にエントリーは発表されていません。下記は予想に基づきます。シード選手は、最終エントリーによって変わる場合があります。
昨年の世界チャンピオン、ジャスティナ・ディ・スタシオ(カナダ)は、国内予選で76kg級に挑み、エリカ・ウィーブに敗れた。同国からは今年のパンアメリカン選手権優勝のデジャ・アニエラ・スレーターが出てくる。国際大会世界での実績は今ひとつの選手。
昨年2位のナサンブルマー・オチルバト(モンゴル)は、今年1月のヤリギン国際大会(ロシア)3位、4月のモンゴル・オープン優勝と実力をキープ。5月のブリヤート国際大会(ロシア)は68kg級に出場したものの(優勝)、世界選手権はこの階級にエントリーし、第1シードとなった。優勝候補の本命と言えよう。
昨年3位でU23世界選手権優勝のブーセ・トスン(トルコ)は6月の欧州大会は68kg級に出場し(9位)、階級を変えたもよう。もう一人の3位のマルチナ・クエンズ(オーストリア)は今年2月から76kg級へ。
今年の欧州選手権優勝のアリナ・スタドニク(ウクライナ)は、7月の「ヤシャ・ドク国際大会」(トルコ)は68kg級に出場したが、今回はこの階級に出場することになった。優勝を狙える選手だ。
昨年の世界選手権は10位だったが、今年のアジア選手権3位で第2シードとなったジャミラ・バクベルゲノワ(カザフスタン)、昨年5位で第3シードとなったワン・フアン(中国)らが優勝戦線にからむか。欧州ジュニア選手権優勝のアナスタシア・ジミアンコワ(ベラルーシ)もこの階級への出場が予想され、上位を狙える選手といえよう。
古市雅子(自衛隊)は2018年アジア選手権でナサンブルマー・オチルバト(モンゴル)に、同年中国オープンでワン・フアン(中国)に敗れている。リベンジしての優勝を狙いたい。
2018年世界選手権成績 | 2019年世界選手権 シード選手 |
1. di Stasio, Justina(カナダ) 2. Ochirbat, Nasanburmaa(モンゴル) 3. Tosun, Buse(トルコ) 〃 Kuenz, Martina(オーストリア) 5. Hamza, SamarAmer(エジプト) 〃 Wang, Juan(中国) 7. Clodgo, Erin(米国) 8. 松雪成葉(日本) |
1. Ochirbat, Nasanburmaa(モンゴル) 2. Bakbergenova, Zhamila(カザフスタン) 3. Wang Juan(中国) 4. Stadnik Makhinia, Alina(ウクライナ) |
2018年アジア大会 | 2019年アジア選手権 |
(実施せず) | 1. 鏡優翔(日本) 2. Jeong, Seo-Yeon(韓国) 3. Gadaeva, Nilufar(ウズベキスタン) 〃 Bakbergenova, Zhamila(カザフスタン) |
2019年欧州選手権 | 2019年欧州大会 |
1. Stadnik Makhinia, Alina(ウクライナ) 2. Schell, Anna Carmen(ドイツ) 3. Kolesnikova Morozova, Tatyana(ロシア) 〃 Anghel, Alexandra Nicoleta(ルーマニア) |
(実施せず) |
2019年パンアメリカン選手権 | 2019年パンアメリカン大会 |
1. Slater, Dejah Aniela(カナダ) 2. Watters, Rachel Ann(米国) 3. Machuca, Linda Marilina(アルゼンチン) |
(実施せず) |