※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
※9月2日現在、シード選手以外にエントリーは発表されていません。下記は予想に基づきます。シード選手は、最終エントリーによって変わる場合があります。
アルトゥール・アレクサニャン(アルメニア)が98kg級の時から天下を取り続けていた階級(2014・15・17年世界選手権優勝、2016年リオデジャネイロ優勝)。昨年の世界選手権ではけがもあり、最後は棄権の5位に終わった。今春復活し、5月の「B・ツルリハノフ・カップ」(カザフスタン)で優勝、6月の欧州大会も勝つなど強さを取り戻した。世界一返り咲きなるか。
昨年優勝のムサ・エブロエフ(ロシア)は、今年も3月の「ダン・コロフ-ニコラ・ペトロフ国際大会」(ブルガリア)と4月の欧州選手権を制し、強さは変わっていない。UWWランキングは1位で、第1シードとなる。アレクサニャンとのハイレベルの世界一決定戦が行われるか。
昨年2位で今年の欧州選手権もムサ・エブロエフに敗れたキリル・ミレノフ・ミロフ(ブルガリア)が、今度はどう闘うか。昨年、欧州選手権2位、世界選手権3位のミケイル・カジャイア(セルビア)も上位を狙える実力者。
2月の「ハンガリー・グランプリ」優勝で第3シードのトレーシー・ハンコック(米国)、ハンコックをパンアメリカン選手権・大会で破り世界ジュニア選手権優勝のカブリエル・ロシーヨ・キンデラン(キューバ)、昨年3位で今年のアジア選手権3位のマフディ・アッバス・アリヤリ・フェウザバディ(イラン)、アジア選手権優勝のウズール・ジュズプベコフ(キルギス)らの台頭もありえる。
ジュニア時代に世界5位の実績を持つ奈良勇太(警視庁)が、世界の強豪を相手にどこまで闘えるか。
2018年世界選手権成績 | 2019年世界選手権 シード選手 |
1. Evloev, Musa(ロシア) 2. Milov, Kiril Milenov(ブルガリア) 3. Kajaia, Mikheil(セルビア) 〃 Aliyari Feyzabadi, Mahdi Abbas(イラン) 5. Aleksanyan, Artur(アルメニア) 〃 Kiss, Balasz(ハンガリー) 7. Nadareishvili, Revazi(ジョージア) 8. Perez Mora, Luillys Jose(ベネズエラ) |
1. Evloev, Musa(ロシア) 2. Milov, Kiril Milenov(ブルガリア) 3. Hancock G’Angelo, Tracy(米国) 4. Kajaia, Mikheil(セルビア) |
2018年アジア大会 | 2019年アジア選手権 |
1. Cho, Hyo-Chul(韓国) 2. Xiao, Di(中国) 3. Iskakov, Yerulan(カザフスタン) 〃 Dzhuzupbekov, Uzur(キルギス) |
1. Dzhuzupbekov, Uzur(キルギス) 2. Turdiev, Jahongir(ウズベキスタン) 3. Xiao, Di(中国) 〃 Aliyari Feyzabadi, Mahdi Abbas(イラン) |
2019年欧州選手権 | 2019年欧州大会 |
1. Evloev, Musa(ロシア) 2. Milov, Kiril Milenov(ブルガリア) 3. Timoncini, Daigoro(イタリア) 4. Kuosmanen, Matti Elias(フィンランド) |
1. Aleksanyan, Artur(アルメニア) 2. Hrabovik, Aleksander(ベラルーシ) 3. Baldauf, Felix(ノルウェー) 〃 Golovin, Aleksander(ロシア) |
2019年パンアメリカン選手権 | 2019年パンアメリカン大会 |
1. Rosillo Kindelan, Gabriel Alejandro(キューバ) 2. Hancock G’Angelo, Tracy(米国) 3. Perez Mora, Luillys Jose(ベネズエラ) 〃 Mejia Castillo, Kevin(ホンジュラス) |
1. Rosillo Kindelan, Gabriel Alejandro(キューバ) 2. Hancock G’Angelo, Tracy(米国) 3. Mejia Castillo, Kevin(ホンジュラス) 〃 Perez Mora, Luillys Jose(ベネズエラ) |