※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
※9月1日現在、シード選手以外にエントリーは発表されていません。下記は予想に基づきます。シード選手は、最終エントリーによって変わる場合があります。
オリンピック3連覇のミハイン・ロペス(キューバ)が不在だった昨年の世界選手権は、ロペスのライバルだった世界V3のリザ・カヤルプ(トルコ)が15位と低迷。2016年リオデジャネイロ・オリンピック3位のセルゲイ・セメノフ(ロシア)が優勝した。
今年4月の欧州選手権はリザ・カヤルプが2年連続優勝を遂げ、セメノフはイアコビ・カジャイア(ジョージア)に敗れて3位。6月の欧州大会は2017年5位のキリル・グリシェンコ(ベラルーシ)が優勝で、セメノフはグリシェンコに敗れて3位。
混戦が予想される中、ミハイン・ロペスがパンアメリカン大会に復帰して優勝。37歳になったカリブの鉄人が、オリンピック4連覇を感じさせる強さを見せるか。
昨年の決勝でセメノフに完敗したアダム・クーン(米国)は,今年のパンアメリカン選手権で優勝したものの、パンアメリカン大会で元キューバのヤスマニ・アコスタ・フェルナンデス(チリ)に敗れて上位進出ならなかった。巻き返しはあるか。
アジアからは、昨年3位入賞の殊勲を挙げたキム・ミンソク(金民石=韓国)、昨年のアジア大会優勝のムミンジョン・アブデュラエフ(ウズベキスタン)、今年のアジア選手権優勝のアミール・モハマダリ・ガセミ(イラン)、34歳になる2013年世界王者で2017年世界2位のヘイキ・ナビ(エストニア)らの上位進出なるか。
日本代表の園田新(ALSOK)は、4度の世界選手権でまだ白星がないものの、昨年のアジア大会3位の実績をもって上位進出を目指す。
2018年世界選手権成績 | 2019年世界選手権 シード選手 |
1. Semenov, Sergey(ロシア) 2. Coon, Adam(米国) 3. Pino Hinds, Oscar(キューバ) 〃 Kim, Min-Seok(韓国) 5. Popp, Eduard(ドイツ) 〃 Nabi, Heiki(エストニア) 7. Meng, Lingzhe(中国) 8. Acosta Fernandez, Yasmani(チリ) |
1. Semenov, Sergey(ロシア) 2. Coon, Adam(米国) 3. Kim, Min-Seok(韓国) 4. Nabi, Heiki(エストニア) |
2018年アジア大会 | 2019年アジア選手権 |
1. Abdullaev, Muminjon(ウズベキスタン) 2. Tinaliev, Nurmakhan(カザフスタン) 3. 園田新(日本) 〃 Kim, Min-Seok(韓国) |
1. Ghasemi Monjazi, Amir Mohammadali(イラン) 2. Abdullaev, Muminjon(ウズベキスタン) 3. Kuzembaev, Damir(カザフスタン) 〃 Ramonov, Murat(キルギス) |
2019年欧州選手権 | 2019年欧州大会 |
1. Kayaalp, Riza(トルコ) 2. Kajaia, Iakobi(ジョージア) 3. Semenov, Sergey(ロシア) 〃 Alexuc-Ciurariu, Alin(ルーマニア) |
1. Grishchenko, Kiril(ベラルーシ) 2. Kajaia, Iakobi(ジョージア) 3. Semenov, Sergey(ロシア) 〃 Shariati, Sabah(アゼルバイジャン) |
2019年パンアメリカン選手権 | 2019年パンアメリカン大会 |
1. Coon, Adam(米国) 2. Del Rio, Luciano(アルゼンチン) 3. Lopez Morell, Edgardo Juan(プエルトリコ) 〃 Pacheco Romero, Angel Ernesto(キューバ) |
1. Lopez Nunez, Mijain(キューバ) 2. Perez Hellburg, Moises Salvador(ベネズエラ) 3. Santana Heredia, Leo Dalis(ドミニカ) 〃 Acosta Fernandez, Yasmani(チリ) |