※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
3度のオリンピックを含めて世界を16度制し、今年1月に選手生活を引退した吉田沙保里さんの功績を称えるとともに、今後の活躍を祈念した「夢追人 吉田沙保里 感動をありがとうの会」が8月4日、東京・東武ホテルレバント東京で行われた。多くの競技のオリンピック選手を含めたスポーツ選手や著名な芸能人、財界人など約1300人が集まり、吉田さんのこれからの飛躍を願った。
日本協会の福田富昭会長が「206連勝、国民栄誉賞などのほか、霊長類最強という言葉をいただいている。その言葉の裏には、優しい、女性らしい、という意味があります。今後は勝負以外の場所で、女性らしい素晴らしい姿をどんどん見せてほしい」とあいさつ。
吉田さんが18歳の時から約18年にわたってその姿を見ている日本協会の谷岡郁子副会長(至学館大学長)は「最初から強かったわけではありません。努力に努力を重ね、皆さんの知っている吉田沙保里に成長しました」との思い出を披露した。2013年にレスリングがオリンピック競技から除外されそうになった時、献身的な努力でレスリングを守ったことを伝えた。
パーティーでは、吉田さんが憧れていた柔道の谷亮子さん、シンガーソングライターの大黒摩季さん、歌手の松崎しげるさんなどが次々とサプライズ参加。激励や歌を披露し、会場を楽しませた。(撮影=保高幸子、一部・富山英明)