※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
2019年アジア・ジュニア選手権最終日は7月14日、タイ・チョンブリーで男子フリースタイル5階級が行われ、86㎏級の白井達也(日体大)が優勝、74㎏級の藤田悠(日大)が3位に入賞した。
白井は初戦の2回戦でインド選手を破った後、準決勝で昨年の世界ジュニア選手権86kg級3位のセイェド・アブドルファズル・ハシェミ・ジョウバリ(イラン)を3-1で撃破。決勝でバイサル・クバトフ(キルギス)を2-1で下した。2016年世界カデット選手権以来、2度目の国際大会で初のメダル獲得と初の優勝を飾った。
藤田は1回戦から2連勝のあと、準決勝で中国選手に4-8で黒星。そのあとの3位決定戦でムン・ジンウ(韓国)をテクニカルフォールで下し、銅メダルを手にした。初の国際大会でメダル獲得。
61㎏級の小川航大(日体大)と125㎏級の武藤翔吾(中大)は3位決定戦へ進んだものの、ともに敗れて5位。92㎏級の秋場勇星(国士舘大)は初戦で敗れ、敗者復活戦に回れなかった。
男子フリースタイルは「金2・銅4」と、3年連続で優勝選手を輩出。同スタイルでの2階級優勝は2007年以来の好成績。国別対抗得点は、6階級制覇のイランの201点には及ばなかったが、146点で2位。1985年と2007年大会の3位を上回る大会史上最高の成績だった。
パキスタン代表として唯一参加したアビッド・ハルーン(日体大)は前日の97kg級に出場し、1回戦と3位決定戦に連敗して5位に終わった。
各選手の成績は下記の通り。出場は、男子グレコローマンが14ヶ国102選手、女子が12ヶ国94選手、男子フリースタイルが17ヶ国108選手だった。
【61㎏級】小川航大(日体大) 5位=13選手出場
3決戦 ●[4-8]Khadzhimurodov, Irkomzhon(キルギス)
準決勝 ●[0-3]Shirazi, Mahdi Saeed(イラン)
2回戦 ○[5-3]Erdenebat, Tugsjargal(モンゴル)
1回戦 ○[Tフォール、5:06=11-0]Alibegov, Alibeg(バーレーン)
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【74㎏級】藤田悠(日大) 3位=13選手出場
3決戦 ○[Tフォール、1:55=11-0]Moon, Jinwoo(韓国)
準決勝 ●[4-8]Aheiyou, Tu Erxun(中国)
2回戦 ○[Tフォール、0:49=10-0]Abuidaj, Abdulkareem Mahmoud Abdul(ヨルダン)
1回戦 ○[6-2]Hasanov, Asomiddin(ウズベキスタン)
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【86㎏級】白井達也(日体大) 優勝=10選手出場
決 勝 ○[2-1]Kubatov, Baisal(キルギス)
準決勝 ○[3-1]Hashemi Joubary, Seyed Abdolfazl (イラン)
2回戦 ○[5-2]Kumar, Govind(インド)
1回戦 BYE
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【92㎏級】秋場勇星(国士舘大) 7位=9選手出場
2回戦 ●[1-6]Ban, Haksu(韓国)
1回戦 BYE
※敗者復活戦に回れず
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【125㎏級】武藤翔吾(中大) 5位=9選手出場
3決戦 ●[Tフォール、5:54=0-10]Osserbay, Bakdaulet(カザフスタン)
準決勝 ●[Tフォール、1:31=0-10]Zare, Amir Hossein Abbas(イラン)
2回戦 ○[Tフォール、1:11=10-0]Panphuek, Nanthawat(タイ)
1回戦 BYE
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《国別対抗得点》
[1]イラン 201点、[2]日本 146点、[3]インド 129点、[4]カザフスタン 111点(金1)、[5]韓国 111点(金0)、[6]ウズベキスタン 98点、
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(第5日試合)
【97kg級】アビッド・ハルーン(パキスタン=日体大) 5位=10選手出場
3決戦 ●[Tフォール、4:35=1-12]Turdubekov, Arslanbek(キルギス)
1回戦 ●[2-9]Saparov, Zyamuhammed(トルクメニスタン)