※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
米国の世界選手権代表選考会「Final X」第2弾は6月15日、ネブラスカ州リンカーンで行われ、男子フリースタイル74kg級のオリンピック王者&世界V4のジョーダン・バローズがワールドカップ代表のイサイア・マルティネスを相手に、3戦2勝システム(3試合のうち2勝した選手が代表)の第2戦を落とすなど苦しんだが、代表権を獲得。2度のオリンピックを含めて9年連続世界大会に出場することになった。
同97kg級はオリンピック&世界V2のカイル・スナイダーが順当に2連勝。男子グレコローマン130kg級も、昨年の世界選手権2位のアダム・クーンも2連勝で代表権獲得。
男子フリースタイル57kg級は、昨年の世界ジュニア選手権3位のデイトン・フィックスが2017年世界選手権2位のトーマス・ギルマンを破り、61kg級は2017年パンアメリカン選手権優勝のタイラー・グラフが昨年世界2位のジョー・コローンを破り、ともに2勝1敗で勝ち、米国代表となった。
女子は、76kg級世界チャンピオンのアデライン・グレイ、53kg級世界2位のサラ・ヒルデブラントが、ともに2試合に圧勝し、世界選手権にコマを進めた。
この日決まった各階級の代表は下記の通り。
▼57kg級 Fix, Daton=2018年世界ジュニア選手権3位
▼61kg級 Graff, Tyler=2017年パンアメリカン選手権優勝
▼70kg級 Green, James=2017年世界選手権2位
▼74kg級 Burroughs, Jordan=2017年世界選手権優勝
▼97kg級 Snyder, Kyle=2017年世界選手権優勝
▼53kg級 Hildebrandt, Sarah=2018年世界選手権2位
▼62kg級 Miracle, Kayla=2018年U23世界選手権5位
▼76kg級 Gray, Adeline=2018年世界選手権優勝
▼130kg級 Coon, Adam=2018年世界選手権2位