※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
ロシア・レスリング協会のホームページは、アジア選手権(中国・西安)の男子フリースタイル97kg級で2008年北京大会からオリンピックに3度出場しているレザ・ヤズダニ(イラン=34歳)が優勝したことを報じ、ロシアのエースでもあるアブデュラシド・サデュラエフのライバルとして警戒。
同時に、2004年アテネ・オリンピックの王者でロシア重量級のエースだったハジムラド・ガチャロフ(36歳)がアルメニア国籍を取得し、2020年東京オリンピックを目指すことを報じた。
ヤズダニは3度のオリンピックのほか、2011年世界選手権96kg級で優勝。アジア大会では2006・10・14年大会で優勝し、アジア選手権も今回が2度目の優勝。2016年リオデジャネイロ・オリンピックで7位に終わったあと、2年間以上活動していなかったが、今年復帰した。
ガチャロフはアテネ・オリンピックのあと、2005~07・09年の世界選手権96kg級で優勝。2013年には120kg級でも勝ったが、リオデジャネイロ・オリンピックを逃したあとは、消息が聞かれなかった。
サデュラエフとカイル・スナイダー(米国)のリオデジャネイロ王者対決が注目されている同階級だが、ベテランの強豪の参戦で、さらに激戦となりそうな状況だ。