※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
【西安(中国)/文=布施鋼治、写真提供=UWWオフィシャルカメラマン・保高幸子】2019年アジア選手権第5日は4月27日、中国・西安で男子グレコローマンがスタート。5階級が行われ、55kg級の片桐大夢(拓大)が銀メダルを獲得した。
片桐は1回戦で韓国選手を破ったあと、準決勝で2月のハンガリー・グランプリ2位のホーラン・ザカンシャ(カザフスタン)に9-4で勝利。決勝で同グランプリ優勝のイルコム・バクロモフ(ウズベキスタン)に1-1のスコアながら、ラストポイントによって黒星。優勝を逃した。昨年9月の世界大学選手権に続く国際大会でのメダル獲得。
77kg級の小路直頌(自衛隊)は2回戦で昨年のアジア大会3位の金炫雨(韓国)に黒星。敗者復活戦を勝ち上がって3位決定戦に進んだものの、昨年のアジア大会優勝のモハマダリ・アブドルハミド・ゲラエイ(イラン)にテクニカルフォール負け。
87kg級の角雅人(自衛隊)も昨年のアジア選手権とアジア大会を制したホセイン・アーマド・ヌリ(イラン)に敗れ、敗者復活戦を経て3位決定戦に進んだが、アジア大会2位のルスタム・アッサカロフ(ウズベキスタン)にテクニカルフォールで敗れた。
63kg級の山田義起(日体大)は2回戦で、130kg級の河野隆太(あづまフーズ)は1回戦で、それぞれ敗れ、ともに敗者復活戦に回れなかった。
各選手の成績は下記の通り。
【55kg級】片桐大夢(拓大) 2位=10選手出場
決 勝 ●[1-1]Bakhromov, Ilkhom(ウズベキスタン)
準決勝 ○[9-4]Zhakansha, Horlan(カザフスタン)
2回戦 ○[フォール、1:40=10-0]Jeon, Hyeok-Jin(韓国)
1回戦 BYE
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【63kg級】山田義起(日体大) 7位=9選手出場
2回戦 ●[Tフォール、4:36=2-11]Abdouvali, Saman(イラン)
1回戦 ○[不戦勝]Mazitov, Islomidin(タジキスタン)
※敗者復活戦に回れず
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【77kg級】小路直頌(自衛隊) 5位=11選手出場
3決戦 ●[Tフォール、1:43=0-9]Geraei, Mohammadali Abdolhamid(イラン)
敗復戦 ○[Tフォール、4:49=9-0]Khalil, Rabbia(パレスチナ)
2回戦 ●[フォール、1:05=0-4]Kim, Hyeon-Woo(韓国)
1回戦 BYE
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【87kg級】角雅人(自衛隊) 5位=10選手出場
3決戦 ●[Tフォール、2:39=1-9]Assakalov, Rustam(ウズベキスタン)
敗復戦 ○[2-1]Peng, Fei(中国)
2回戦 ●[2-4]Nouri, Hossein Ahmad(イラン)
1回戦 ○[2-0]Park, Heageun(韓国)
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【130kg級】河野隆太(あづまフーズ) 7位=8選手出場
1回戦 ●[Tフォール、0:46=0-8]Kim, Min-Seok (韓国)
※敗者復活戦に回れず