※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
インドのメディアが報じたところによると、2017年U23世界選手権48kg級2位で、昨年の世界選手権50kg級5位のリツ・フォガト(24歳)が、2020年東京オリンピックを目指さず、シンガポールの総合格闘技団体「One Championship」と契約したという。
同選手は、昨年日本でも公開されたインドの実話をもとにしたレスリング映画「ダンガル きっと強くなる」のモデルとなったギータ、バビータの妹。2020年東京オリンピックを目指す選手として嘱望され、今年1月の同国のプロ・リーグにも参加していた。インド協会の幹部は「突然のことでびっくりしている。インド・レスリング界の大きな損失だ」とコメントしている。
フォガトは「レスリングは私が最初に愛したスポーツです。いま、新たな旅、新たな挑戦、新たな始まりの時が来ました。目標は変わりません。インドを代表して栄光を獲得し、母国に栄光と誇りをもたらすことです。インドの総合格闘技が世界クラスであることを証明することに興奮しています」とコメントしている。