※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
「ヤリギン国際大会」第2日は1月25日、ロシア・クラスノヤルスクで男女7階級のファイナルなどが行われ、女子50kg級の加賀田葵夏(青山学院大)と59kg級の稲垣柚香(愛知・至学館高)が優勝、55kg級の谷山菜緒(法大)と65kg級の榎本美鈴(環太平洋大)が2位となった。
加賀田は、昨年のロシア・チャンピオンで世界選手権代表のアンジェリカ・ベトシキナ(ロシア)と対戦。第1ピリオド終了間際に10-0とし、前日と合わせた3試合を無失点のフォールかテクニカルフォールで快勝した。2017年の世界ジュニア選手権48kg級以来の国際大会の優勝。
稲垣は昨年の世界選手権5位のスベトラーナ・リパトワ(ロシア)に4-3で勝つ殊勲。昨年2月のクリッパン女子国際大会(スウェーデン)以来の国際大会優勝をマークし、シニアでは初出場で初優勝の快挙。
谷山は昨年の欧州ジュニア選手権57kg級優勝のビクトリア・バウリナ(ロシア)に予選リーグに続いて敗れ、榎本は昨年のロシア・チャンピオンで世界選手権代表のマリア・クズネツォワ(ロシア)に4-11で黒星。ともに金メダルを逃した。
各選手の成績は下記の通り。(写真提供=UWWオフィシャルカメラマン・保高幸子)
【50kg級】加賀田葵夏(青山学院大) 優勝=9選手出場
決勝 ○[Tフォール、2:52=10-0]Vetoshkina, Anzhelika(ロシア)
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【55kg級】谷山菜緒(法大) 2位=7選手出場
決勝 ●[フォール、4:15=0-7]Vaulina, Viktoria(ロシア)
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【59kg級】稲垣柚香(愛知・至学館高) 優勝=7選手出場
決勝 ○[4-3]Lipatova, Svetlana(ロシア)
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【65kg級】榎本美鈴(環太平洋大) 2位=8選手出場
決勝 ●[4-11]Kuznetzova, Maria(ロシア)