※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
(2018年1月10日、都内ホテル)
■吉田沙保里さんの母・幸代さんの話「娘が引退を決心しました。マスコミの皆様、日本の皆様に本当にお世話になり、感謝の意を表したいと思います。主人はいつも『いいところで辞めろよ。立つ鳥、跡を濁さずだよ』と言っていました。たぶん、主人は『もういいよ』とOKを出してくれたと思います。本当にありがとうございました。
4回もオリンピックも出させていただいたことが夢のような話です。金メダル3個と、最後はプラチナのようなきれいな銀メダルをいただき、私自身は、そこでもう納得しました。本人が頑張るのなら家族は応援する気持ちでした。お世話になった人に東京オリンピックで恩返ししたい、という気持ちが(引退の)ネックとなっていたと思います。去年6月の全日本選抜選手権に出なく、そろそろ、と思ったみたいです。11月末までは悩んでいたみたいですけど、12月に入ってから決めたみたいです」