※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
インドの第4回プロ・リーグは1月14日(月)~31日(木)にニューデリーで予定され、男女混成(男子フリースタイル・女子)&国内外混成の6チームが覇権を争う。先週、各チームによるオークション(日本のプロ野球のドラフト会議のようなミーティング)が行われ、各チームのメンバーが決まった。
高額ギャラの大会として有名で、一昨年はウラジーミル・キンチェガシビリ(ジョージア=2016年リオデジャネイロ・オリンピック・男子フリースタイル57kg級優勝)が480万ルピー(約820万円=当時)でスカウトされた。
今年、理由は不明だがギャラの上限が定められ、キンチェガシビリ級の選手の参加はなくなった。それでも、2014年世界選手権70kg級優勝で昨年のロシア選手権74kg級2位のへティク・ツァボロフ(ロシア)、2017年世界選手権61kg級優勝のハジ・アリエフ(アゼルバイジャン)、2017年世界選手権・女子53kg級優勝のバネサ・カラジンスカヤ(ベラルーシ)らが参加。
何よりも、インドは男女とも躍進の国。昨年のアジア大会・男子フリースタイル65kg級優勝で、世界選手権決勝で乙黒拓斗(山梨学院大)と闘ったプニア・バジラン、アジア大会・女子50kg級優勝のフォガト・ビネシュら同国の主力選手が出場。かなりハイレベルの大会になりそうだ。
昨年は、男子フリースタイル125kg級のシニア&U-23世界王者のゲノ・ペトリアシビリ(ジョージア)が所属する「NCRプンジャブ・ロイヤルズ」が2年連続優勝を達成した。同チームは今年、プニア・バジラン(前述)を擁して3連覇を目指す。