今年の世界選手権をベースにスタート…2019年UWWランキング・システム決まる

※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。

　世界レスリング連盟（UWW）は12月24日、ホームページ上で2019年のランキング・システム、ランキング決定大会、ポイントなどを発表。今年の世界選手権（ハンガリー）ので得点をベースにスタートすることとなった。（pdfファイル＝英語）

　ランキングの対象大会は、従来と同じく世界選手権、大陸選手権、決められた４つの国際大会の計6大会。世界選手権での獲得ポイントが、今年は25点だったのが50点にアップされ、世界選手権での優勝の価値を大きくしている。

　従来は、上記の得点に出場選手数と同じポイントが加えられたが、新システムでは、10人以下＝6点、11～20人＝8点、21人以上＝10点が加えられる。

　今年の世界選手権は上位4選手にシード権が与えられ、それらの選手が不出場だった場合、5位以下の選手を繰り上げることはなかったが、新しいシステムでは繰り上げてトップ4が決められる。ポイント、およびシードは個人に与えられ、その国の別の選手が世界選手権に出場した場合には移行されないことは従来と同じ。

　各大会の獲得ポイント、ランキング決定大会は下記の通り。世界選手権と大陸選手権を除く国際大会は規定の2kgオーバーで計量するのが慣例だが、ランキング決定大会はリミット計量となる。

各大会・ポイント数

ランキング決定大会

【男子フリースタイル・女子】
1月24～27日：ヤリギン国際大会（ロシア・クラスノヤルスク）
2月28日～3月3日：ダン・コロフ国際大会（ブルガリア・ルセ）
5月24～25日：サッサリ国際大会（イタリア・サッサリ）
7月12～14日：ヤシャ・ドク国際大会（トルコ・イスタンブール）

【男子グレコローマン】
2月8～10日：ザグレブ・オープン（クロアチア・ザグレブ）
2月23～24日：ハンガリー・グランプリ（ハンガリー・ジェール）
5月24～25日：サッサリ国際大会（イタリア・サッサリ）
7月26～28日：オレグ・カラワエフ国際大会（ベラルーシ・ミンスク）