※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
世界レスリング連盟(UWW)は、2018年の「カムバック・アスリート・オブ・ザ・イヤー」に、男子フリースタイル61kg級優勝のヨウリス・ボンネ・ロドリゲス(キューバ)、男子グレコローマン82kg級優勝のピーター・バッチ(ハンガリー)、女子76kg級優勝のアデライン・グレイ(米国)の3選手を選んだ。
ロドリゲスは2014年と昨年の世界選手権3位を経て、34歳(11月で35歳)の今年、初の世界一に輝いた。バッチも今年5月に35歳になったベテランで、2014年に80kg級で世界一に輝いて以来の世界一。地元世界選手権の今年が選手生活の最後とも伝えられているが、この世界一で現役続行の可能性もあると言えよう。
グレイは2012年67kg級優勝のあと、2014・15年にも75kg級で世界一に輝いた。負傷もあって2016年リオデジャネイロ・オリンピックは優勝を逃し(7位)、手術で約1年間、戦列を離れた。昨年末に復帰し、決勝で昨年の世界チャンピオンを破って世界一に返り咲いた。