【12.20～23天皇杯全日本選手権・展望（25）】1年ぶりに激突か、太田忍（ALSOK）－文田健一郎（ミキハウス）…男子グレコローマン60kg級

※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。

《大会日程》

男子グレコローマン60kg級・展望（12月22～23日実施）

※エントリーに基づいた予想であり、直前の負傷等による戦力ダウンは勘案しておりません。

闘う度に激闘の太田忍（青）と文田健一郎

　2016年リオデジャネイロ・オリンピック59kg級銀メダルで今年のアジア大会優勝の太田忍（ALSOK）と、昨年の59kg級世界チャンピオンの文田健一郎（ミキハウス）との激突が再現されるか。太田は世界選手権で上位進出を逃した。文田は負傷で全日本選抜選手権を棄権したが、U23世界選手権優勝と結果を出した。

　全日本選抜選手権決勝で太田と接戦を展開した清水早伸（自衛隊）も、7月のベービ・エムレ＆ハミト・カプラン国際大会（トルコ）で銅メダルを取り、10月の国体優勝など好調。優勝争いに加われるか。

　全日本選抜選手権3位で学生王者の藤波諒太郎（専大）、世界ジュニア選手権3位の矢部和希（日体大）が優勝争いに加われるか。高校生では、全国高校生グレコローマン選手権と国体で優勝した曽我部京太郎（愛媛・今治西高）が、どこまで健闘できるか。

《歴代優勝選手》＝男子フリースタイル ／ 男子グレコローマン ／ 女 子

2018年全日本選抜選手権 →クリック

　▼決勝
太田忍（ALSOK）○［2-1］●清水早伸（自衛隊）

　▼準決勝
太田忍（ALSOK）○［Ｔフォール、0:31=9-0］●河口清（九州共立大）
清水早伸（自衛隊）○［7-0］●藤波諒太郎（専大）

エントリー選手

※世界選手権代表とこの階級の全日本選抜選手権1～3位選手以外はアイウエオ順

太田忍

清水早伸

文田健一郎

矢部和希

《2018年世界選手権9位／全日本選抜選手権優勝》
太田 忍（おおた・しのぶ＝ALSOK）
1993年12月28日生まれ、24歳。青森県出身。山口・柳井学園高～日体大卒。165cm。2018年アジア大会優勝

《2018年全日本選抜選手権2位》
清水 早伸（しみず・はやのぶ＝自衛隊）
1988年5月13日生まれ、30歳。岐阜県出身。岐阜・岐南工高卒。167cm。2018年国民体育大会優勝

《2018年全日本選抜選手権3位》
河口 清（かわぐち・きよし＝九州共立大）
1997年7月28日生まれ、21歳。山口県出身。山口・田布施農工高卒。169cm。2018年世界大学選手権2位

《2018年全日本選抜選手権3位》
藤波 諒太郎（ふじなみ・りょうたろう＝専大）
1997年11月12日生まれ、21歳。石川県出身。石川・金沢北陵高卒。168cm。2018年全日本学生選手権優勝

神田 優人（かんだ・ゆうと＝中京学院大）
1998年6月1日生まれ、20歳。山梨県出身。山梨・農林高卒。162cm。2018年西日本学生選手権優勝

桑山 裕貴（くわやま・ひろき＝専大）
1996年5月30日生まれ、22歳。岐阜県出身。岐阜・中津商高卒。160cm。2018年全日本学生選手権3位

郡野 海（ぐんの・かい＝専大）
1998年8月23日生まれ、20歳。鳥取県出身。鳥取・鳥取中央育英高卒。164cm。2018年東日本学生秋季新人戦優勝

清水 賢亮（しみず・けんすけ＝拓大）
1999年7月7日生まれ、19歳。北海道出身。北海道・帯広北高卒。165cm。2018年全日大学グレコローマン選手権3位

菅原 幹太（すがわら・かんた＝東洋大）
1997年11月8日生まれ、21歳。秋田県出身。秋田・秋田商高卒。161cm。2018年東日本学生秋季選手権優勝

曽我部 京太郎（そがべ・きょうたろう＝愛媛・今治西高）
2001年7月3日生まれ、17歳。愛媛県出身。168cm。2018年国民体育大会少年優勝

高橋 三四郎（たかはし・さんしろう＝山梨学院大）
1998年1月24日生まれ、20歳。山梨県出身。山梨・農林高卒。164cm。2018年全日本選抜選手権5位

文田 健一郎（ふみた・けんいちろう＝ミキハウス）
1995年12月18日生まれ、23歳。山梨県出身。山﨑・韮崎工高～日体大卒。168cm。2018年U23世界選手権優勝

矢部 和希（やべ・かずき＝日体大）
1999年3月12日生まれ、19歳。神奈川県出身。山﨑・韮崎工高卒。165cm。2018年全日本学生選手権2位