※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
(2018年12月2日、大阪・堺市金岡公園体育館 / 取材・撮影=増渕由気子)
■一部リーグ優勝大学・中京学院大/馬渕賢司監督の話(10季ぶりの優勝)「近年、毎回優勝候補に挙がりますが、最後の詰めが甘い大会が続き、優勝を逃していました。優勝できたことはうれししいのですが、九州共立大に1敗してしまって完全優勝ではないので反省は残ります。
優勝できたことの要因は、初日の立ち上がりがよかったことですね。これまで初日で黒星を喫することが多かったので…。チーム状況は、ポイントゲッターだった選手が調子悪いという部分もありましたが、それを補える選手も出てきてくれたことが大きかったと思います」
■一部リーグ2位大学・日本文理大/比江島研吾コーチ(昨季4位から飛躍の2位)「春季リーグ4位から今回2位となり、来年度につながる準優勝でした。自分の恩師でもある湯元健一先生(現日体大コーチ)から引き継ぐ形で今年度から私がフリースタイルのコーチになりました。自分も湯元先生の教え子なので、チームを見た瞬間に、湯元先生がどんなことを教えてきたのかすぐに理解することができました。
この9ヶ月間、技を使いこなせていない選手一人ひとりに寄り添って、その選手にベストな方法で指導してきたつもりです。最近では、自分の技を使いこなせる選手も増えて、試合での勝ち方も覚えてきたなという実感がありました 。日本文理大は人数が多く、控え選手も含めて一つになることにこだわってきました。試合での雰囲気が良かったのも結果が出た要因の一つだと思います。今回は学生に自信がついた大会となったと思います。近いうちに胴上げしてもらえるように指導を頑張っていきたいです」