※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
(2018年11月11日、大阪・東和薬品RACTABドーム)
■65kg級優勝・谷山拓磨(拓大)「うれしいです。山梨学院大の乙黒拓斗選手が出ないことを聞いて、コーチから『優勝しないとならないぞ』と言われ、絶対に勝つ気持ちでした。準々決勝の榊選手(山梨学院大)には2連敗していて、インカレでの対戦の時はひざをけがしてしまった。ここでリベンジしないとならないと思いました。準決勝の嶋江選手は、ずっと勝っていた選手なのですが、(団体優勝のかかる日体大代表としての)負けられないという気持ちを強く感じ、なかなか取れなかった。もう少し攻めないとならなかった。
(7月のアジア・ジュニア選手権でも優勝しており)実力がついている感触はあります。練習相手に恵まれているからだと思います。61kg級に清水蛍汰選手(今大会2位)、同じ階級の清水洸希先輩、70kg級で志賀晃次郎選手(今大会優勝)と強い選手がいます。高谷コーチからの的確なアドバイスも役に立っています。(乙黒に対しては)気持ちで負けていては、いつまでたっても勝てないと思う。世界チャンピオンが身近にいることは、うれしいこと。勝てば自分も世界で通用するわけですから。チャレンジャーの気持ちを持って挑んでいきたい」
■70kg級優勝・志賀晃次郎(拓大)「準々決勝(日体大・基山仁太郎)と決勝(山梨学院大・乙黒圭祐)が勝負と思っていた。基山選手にはJOC杯で負け、リーグ戦では勝っていて、接戦での勝負になることを予想していた。乙黒選手には1回も勝ったことがなかった。ひとつ前の試合(65kg級決勝)で谷山選手が優勝してくれたことで勢いづき、最後まで闘うことができました。拓大の団体優勝はなくなっていましたが、個人では絶対に勝つ、という気持ちでした。(飛行機投げは)たまたまです。
去年のこの大会は(65kg級で)2位。今年は地元での大会となり、家が近いんです。初日の選手が頑張ってくれたことともに、気持ちが盛り上がったことが優勝につながったと思います。(全日本選手権について)まだ出場資格持っていなかったんです。非オリンピック階級ですけど70kg級に出ることになるかな、と思います。大学チャンピオンになったのだから、全日本チャンピオンを目指します。準決勝(日大・坂野秀尭戦)みたいに、リードしていながら、あと5秒あったらフォール負けするような試合をやっていては駄目です。最後まで攻める気持ちを持ち続けることが大事で、それができれば全日本でも勝てると思います」
■74kg級優勝・藤波勇飛(山梨学院大=4年連続優勝)「個人の結果より、チームのためになる仕事をしたかった。チームが優勝できなかったので、正直言って悔しい。山梨学院大の選手として最後の学生の大会になるし、出場できなかった4年生のためにも、団体優勝したかった。
(決勝戦の前にチームの優勝はなくなっていたが)世界選手権が終わり、1からやり直さなければならない状況。全日本選手権へ向けての前哨戦ということで、しっかり勝つことだけを考えてマットに上がった。集中力が途切れたりはしなかった。世界選手権を見て、グラウンドをしっかり返せる選手が勝っていた。グラウンドでしっかり返せるよう心がけています。最近、筋力トレーニングもしっかりやっているので、パワーが他の選手より上回っていることは感じます」
■日体大・松本慎吾監督(10年ぶりの団体優勝)「監督に就任する前に優勝した以来で、監督になってからは初めての優勝。正直、うれしいです。だれがよかった、ということではなく、チーム全員の力で勝ち取った優勝だと思います。初日に1年生の山口海輝(61kg級)が勝って、いい形で最終日につなげてくれた。最後は4年生が(3位決定戦で)しっかり勝って優勝が決まった。4年間、なかなか結果を出せなかった4年生が、最後に重要な場面で勝って優勝を引き寄せてくれたのは、とてもうれしいことです。
リーグ戦での優勝を逃したことは悔やまれます。来年への持ち越しです。オリンピックの予選が始まる年でもありますし、リーグ戦を含めた団体優勝+オリンピックの出場資格を取りに行く年にしたい。(最近弱点とされていた)重量級でアビッド・ハルーンにめどがついたし、3大会を制覇し、最後のこの大会で(三冠獲得まで辞退している)胴上げをしてもらう日を楽しみにしています」