※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
【ブエノスアイレス(アルゼンチン)、文・撮影=布施鋼治】2018年ユース・オリンピックのレスリング競技は10月12日、アルゼンチン・ブエノスアイレスで開幕。男子グレコローマンが行われ、51kg級の佐々木航(静岡・飛龍高)が優勝、71kg級の山田脩(千葉・日体大柏高)が銅メダルを獲得した。
佐々木は予選リーグの1回戦でチュニジア、2回戦でメキシコ選手を破り、全勝で決勝へ進出。欧州カデット・チャンピオンのギオルギ・トカーゼ(ジョージア)との対戦となり、第1ピリオドを、0-7とリードを許す瀬戸際に立たされた。
しかし第2ピリオド、4点となるがぶり返しを決めるなどして盛り返し、11-7で逆転勝ち。金メダルを引き寄せた。過去2度の大会で、日本はグレコローマンでの出場はなく、日本初のグレコローマンの優勝となった。
山田は予選リーグの1回戦でグアム選手を破ったものの、2回戦で2年連続欧州カデット選手権優勝のステパン・スタロデュブツェフ(ロシア)に2-4で黒星。3位決定戦に回り、アフリカ・ユース大会優勝のラムジェド・マーフィ(チュニジア)を4-0で破った。
各選手の成績は下記の通り。
【51kg級】佐々木航(静岡・飛龍高) 優勝=6選手出場
決 勝 ○[11-7]Tokhadze, Giorgi(ジョージア)
予選3回戦 BYE
予選2回戦 ○[Tフォール、10-1]Salas Esquivel, Axel Andre(メキシコ)
予選1回戦 ○[Tフォール、9-0]Jouini, Mehdi(チュニジア)
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【71kg級】山田脩(千葉・日体大柏高) 3位=6選手出場
3位決定戦 ○[4-0]Maafi, Lamjed (チュニジア)
予選3回戦 BYE
予選2回戦 ●[2-4]Starodubtsev, Stepan(ロシア)
予選1回戦 ○[Tフォール、8-0]Santos, Lynch Xavier Tangalo(グアム)