※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
アジア大会の男子グレコローマンはイランと韓国が2階級ずつ勝ち、ウズベキスタンと日本が1階級ずつ優勝。1994年の初参加以来、常に金メダルを取ってきたカザフスタンが優勝を逃した。
イランは、昨年の世界選手権71kg級3位のモハマダリ・アブドルハミド・ゲラエイが77kg級を制し、85・87kg級で2年連続アジア選手権優勝のホセイン・ヌリ(イラン)が87kg級で勝った。
韓国は67kg級で昨年の世界選手権66kg級優勝の柳漢壽(韓国)が地元での2014年大会に続いて2大会連続優勝。97kg級は84kg級でアジア選手権2位の実績がある31歳のベテラン、チョヒョチュル(韓国)が勝った。2010年大会で優勝の伝統が途切れた韓国だが、前回の3階級制覇に続き、強さを復活させたが、2012年オリンピック王者の金炫雨(韓国)は3位に終わった。
130kg級は2度のオリンピックに出場しているムミンジョン・アブデュラエフ(ウズベキスタン)が2017・18年アジア選手権優勝のベフナム・メフディザデフ・アルパタペ(イラン)を準決勝で破り、決勝で前回優勝のヌルマカン・ティナリエフ(カザフスタン)を破って優勝した。
各階級のメダル獲得選手は下記の通り。
【60kg級】
[1]太田忍(日本)
[2]Zholchubekov, Kanybek(キルギス)
[3]Ainagulov, Meirambek(カザフスタン)
[3]Mardani, Mehrdad(イラン)
【67kg級】
[1]Ryu, Han-Soo(韓国)
[2]Kebispayev, Almat(カザフスタン)
[3]Ismailov, Amantur(キルギス)
[3]Geraei, Mohammad Reza(イラン)
【77kg級】
[1]Geraei, Mohammadali Abdolhamid(イラン)
[2]Makhmudov, Akzhol(キルギス)
[3]Kim, Hyeon-Woo(韓国)
[3]Yang, Bin(中国)
【87kg級】
[1]Nouri, Hossein(イラン)
[2]Assakalov, Rustam(ウズベキスタン)
[3]Ovelekov, Shyhazberdi(トルクメニスタン)
[3]Kustubaev, Azamat(カザフスタン)
【97kg級】
[1]Cho, Hyo-Chul(韓国)
[2]Xiao, Di(中国)
[3]Iskakov, Yerulan(カザフスタン)
[3]Dzhuzupbekov, Uzur(キルギス)
【130kg級】
[1]Abdullaev, Muminjon(ウズベキスタン)
[2]Tinaliev, Nurmakhan(カザフスタン)
[3]園田新(日本)
[3]Kim, Min-Seok(韓国)