2018.07.24

男子フリースタイルの全日本チームが標高1800メートルの岐阜・濁河温泉で合宿スタート

※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。

 アジア大会(8月19~22日、インドネシア)と世界選手権(10月20~28日、ハンガリー)の日本代表を中心とした男子フリースタイルの全日本チームが7月22日から岐阜・濁河(にごりご)温泉にある御嶽濁河高地トレーニングセンターで合宿をスタート。標高が約1800メートルという高地で心肺機能のアップを中心とした強化に入った。

 同所は日本最高所にある温泉地で、2016年のリオデジャネイロ・オリンピックの前に初めて実施し、今年が3回目。オリンピックでは銀メダリストが生まれ、昨年の世界選手権では世界チャンピオンが誕生。自然に囲まれた高地、猛暑と縁のない地などが大なり小なり影響していると考えられる。

 東京でも観測史上初めて気温40度を超えた23日も、気温は25度もいっていなかった。井上謙二・男子フリースタイル強化委員長(自衛隊)は「自然の中の最高の環境のもとで、しっかり鍛えたい」と、30日までの1週間以上の目的を話した。

 最初からハードなランニングなどをしてしまうと体に逆効果なので、23日も体力トレーニングはジョギング程度。24日から徐々に増やしていくとのことだが、マットワークは普通に実施。技術習得には余念がない。

 8月に入ると調整合宿の意味合いが強くなるので、井上委員長は「ここでしっかりと追い込みます」と話した。

※本合宿は競技力向上事業の助成を受けています。