※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
2018年アジア・ジュニア選手権第4日は7月20日、インド・ニューデリーで女子5階級が行われ、53kg級の今井佑海(京都・海洋高)、57kg級の花井瑛絵(至学館大)、65kg級の類家直美(愛知・至学館高)、72kg級の進藤芽伊(日体大)の4選手が優勝、62kg級の近藤凛(高知・高知南高)が2位に入った。
今井は2回戦からの3試合をすべて第1ピリオドでテクニカルフォール勝ちする内容。昨年のアジア・カデット選手権に続く優勝を遂げた。花井は2試合を勝ったあと、決勝で地元のインド選手にテクニカルフォール勝ちし、国際大会初優勝。
類家は準決勝で2016年63kg級3位のモンゴル選手を破り、決勝は中国選手に5-2の勝利。進藤は1回戦から2連勝のあと、決勝でモンゴル選手を10-0のテクニカルフォールで下した。ともに初の国際大会優勝。
近藤は決勝で今年の世界軍隊選手権59kg級4位のカザフスタン選手に敗れ、優勝を逃した。
女子は全階級を終了。日本は7階級を制し、他に銀メダル1個。昨年の優勝なしの不振をはね返した。国別対抗得点は213点をマークし、2位の中国(168点)を引き離して2年ぶり8度目の優勝を遂げた。7階級を制覇したのは、8階級で実施されていた2004年、2005年以来、13年ぶり3度目。
各選手の成績は下記の通り。(写真提供=UWWオフィシャルカメラマン・保高幸子)
【53kg級】今井佑海(京都・海洋高) 優勝=9選手出場
決 勝 ○[Tフォール、2:47=10-0]Zhong, Yuhong(中国)
準決勝 ○[Tフォール、2:39=10-0]Batbaatar, Enkhtsetseg(モンゴル)
2回戦 ○[Tフォール、1:55=10-0]Makhyaddinova, Ellada(カザフスタン)
1回戦 BYE
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【57kg級】花井瑛絵(至学館大) 優勝=9選手出場
決 勝 ○[Tフォール、3:37=10-0]Mansi, Mansi(インド)
準決勝 ○[8-2]Qi, Zhang(中国)
2回戦 ○[フォール、0:32=4-0]Toshpulatova, Gulnora(ウズベキスタン)
1回戦 BYE
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【62kg級】近藤凛(高知・高知南高) 2位=9選手出場
決 勝 ●[フォール、1:26=1-4]Kuznetsova, Irina(カザフスタン)
準決勝 ○[6-5]Choi, Seeun(韓国)
2回戦 ○[Tフォール、4:28=10-0]Bakirova, Nigora(ウズベキスタン)
1回戦 BYE
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【65kg級】類家直美(愛知・至学館高) 優勝=8選手出場
決 勝 ○[5-2]Wu, Yaru(中国)
準決勝 ○[5-0]Enkhsaikhan, Delgermaa(モンゴル)
1回戦 ○[Tフォール、1:56=10-0]Tina, Tina(インド)
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【72kg級】進藤芽伊(日体大) 優勝=8選手出場
決 勝 ○[Tフォール、0:57=10-0]Tsermaa, Khulan(モンゴル)
準決勝 ○[Tフォール、3:27=12-2]Chang, Hui Tsz(台湾)
1回戦 ○[フォール、0:59=4-2]Hooda, Sonika(インド)
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《国別対抗得点》
[1]日本 213点、[2]中国 168点、[3]インド 135点、[4]カザフスタン 123点、[5]モンゴル 113点、[6]ウズベキスタン 94点