※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
2018年アジア・ジュニア選手権第2日は7月18日、インド・ニューデリーで男子グレコローマン5階級が行われ、60kg級の矢部和希(日体大)と72kg級の日下尚(香川・高松北高)が銅メダルを獲得した。
矢部は準決勝でカザフスタン選手に敗れたが、3位決定戦でサウジアラビア選手に快勝した。国際大会に初出場でメダル獲得。昨年の世界カデット選手権に出場している日下も準決勝で昨年66kg級優勝のアミン・ヤバー・カビヤニネヤド(イラン)に敗れたものの、3位決定戦でウズベキスタン選手をテクニカルフォールで下した。
82kg級の佐々木雄大(明大)と97kg級の山中彬(中大)も3位決定戦に進んだが、ともに敗れて5位。67kg級の田口学容(中京学院大)は初戦で敗れ、敗者復活戦に回れなかった。
男子グレコローマンはこの日で終了し、日本は銅メダル2個。4年連続でメダルを確保した(注=昨年は当初5位だった選手が、上位選手のドーピング違反で3位へ繰り上げ)。他に6選手が5位で、国別対抗得点は102点をマークし6位。昨年の8位を上回った。
各選手の成績は下記の通り。(写真=チーム提供)
【60kg級】矢部和希(日体大) 3位=12選手出場
3決戦 ○[Tフォール、1:31=10-0]M Waddan, Hassan Mohammed(サウジアラビア)
準決勝 ●[2-5]Kabdunassarov, Galym(カザフスタン)
2回戦 ○[フォール、2:00=6-0]Chairit, Rattanachai(タイ)
1回戦 BYE
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【67kg級】田口学容(中京学院大) 9位=13選手出場
2回戦 ●[Tフォール、0:21=0-8]Xin, Huang(中国)
1回戦 BYE
※敗者復活戦に回れず
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【72kg級】日下尚(香川・高松北高) 3位=10選手出場
3決戦 ○[Tフォール、5:46=9-1]Khuseynov, Alijon(ウズベキスタン)
準決勝 ●[Tフォール、1:00=0-9]Kaviyaninejad, Amin Yavar(イラン)
2回戦 ○[不戦勝]Mustafa, Omar Ibrahim Mustafa(イラク)
1回戦 BYE
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【82kg級】佐々木雄大(明大) 5位=8選手出場
3決戦 ●[Tフォール、1:14=0-9]Rylskiy, Stanislav(カザフスタン)
1回戦 ●[Tフォール、1:36=0-9]Forouzandeh Ghojehbeiglou, Hosein Jahanbakhsh(イラン)
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【97kg級】山中彬(中大) 5位=10選手出場
3決戦 ●[0-5]Sherimbekov, Daniiar(キルギス)
準決勝 ●[Tフォール、1:32=0-10]Mamajanov, Temur Mirzo(ウズベキスタン)
2回戦 ○[不戦勝]Baidhani, Hussein Jasim Khanjar(イラク)
1回戦 BYE
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《国別対抗得点》
[1]イラン 225点、[2]カザフスタン 147点、[3]キルギス 135点、[4]インド 129点、[5]ウズベキスタン 117点、[6]日本 102点