※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
インドへ向かった男子グレコローマン・チーム=チーム提供
7月17日(火)~22日(日)にインド・ニューデリーで行われるアジア・ジュニア選手権に出場する男子グレコローマン・チームが15日、成田空港発の日本航空で出発した。
昨年は現地に行ってから体重が落ちず、計量失格した選手がいるなど後味の悪い結果となった大会。それもあって、これまでは3スタイルを通じた団長や総監督が同行することはなかった大会だが、今年は西口茂樹強化本部長が総監督として参加。3スタイルにわたって統括し、汚名返上と好成績を目指す。
西口総監督は「チームをしっかり引き締めたい。3スタイルに共通して言えることだが、守りに入らないこと。守り切って勝っても意味はない。最後まで積極的に攻撃するレスリングをさせたい」と話した。
特に、この日出発のグレコローマンでは、今月初めの世界カデット選手権(クロアチア)に参加した中森昭平監督(広島・三次高教)から「リードしていながら、守りに入って逆転されたケースが多かった」との報告を受けており、その課題の克服を目指すという。
昨年の反省をふまえ、選手は出発の前日に東京・味の素トレーニングセンターに集合。調整練習をして体重を測り、万全を期しての移動。男子グレコローマンの藤波俊一監督(三重・いなべ総合学園高教)は「去年の二の舞は演じない。どの選手も最高のコンディションで臨ませたい」と話す。
昨年の男子グレコローマンは、4選手が3位決定戦に進みながら全員が敗れ、5位が最高だった。「強化本部長の帯同は、やはり気が引き締まる。今年は絶対にメダルを持って帰国したい」と話した。
このあと、女子チームが17日(火)、男子フリースタイル・チームが19日(木)に出発する。
7月17日(火) 男子グレコローマン55・63・77・87・130kg級
18日(水) 男子グレコローマン60・67・72・82・97kg級
19日(木) 女子50・55・59・68・76kg級
20日(金) 女子53・57・62・65・72kg級
21日(土) 男子フリースタイル57・65・70・79・97kg級
22日(日) 男子フリースタイル61・74・86・92・125kg級
【総監督】西口茂樹(日本協会強化本部長)
【男子グレコローマン監督】藤波俊一(三重・いなべ総合学園高教)、【同コーチ】長尾武沙士(大阪・興国高教)、飯室雅規(自衛隊)
【女子監督】金浜良(ジャパンビバレッジ)、【同コーチ】齊藤将士(警視庁)、冨田和秀(自衛隊)
【男子フリースタイル監督】小幡邦彦(山梨学院大職)、【同コーチ】松永共広(神奈川大職)、湯元進一(自衛隊)
【ドクター】北村大祐(心身障害児総合医療療育センター)、【トレーナー】梶尾安正(あみはりきゅう整骨院グループ)
【帯同審判員】篠原正樹(静岡・吉原工高教)、村田知也(三重・松阪工高教)
【男子グレコローマン】
▼55kg級 片桐大夢(拓 大)
▼60kg級 矢部和希(日体大)
▼63kg級 長澤勇人(日体大)
▼67kg級 田口学容(中京学院大)
▼72kg級 日下 尚(香川・高松北高)
▼77kg級 山﨑翔馬(九州共立大)
▼82kg級 佐々木雄大(明 大)
▼87kg級 豊村裕豊(徳山大)
▼97kg級 山中 彬(中 大)
▼130kg級 境 晟道(東洋大)
【女子】
▼50kg級 中村未優(Sports Design Lab)
▼53kg級 今井佑海(京都・海洋高)
▼55kg級 永本聖奈(愛知・至学館高)
▼57kg級 花井瑛絵(至学館大)
▼59kg級 熊野ゆづる(日 大)
▼62kg級 近藤 凛(高知南高)
▼65kg級 類家直美(愛知・至学館高)
▼68kg級 早川まい(至学館大)
▼72kg級 進藤芽伊(日体大)
▼76kg級 小松佑寧(法 大)
【男子フリースタイル】
▼57kg級 谷口日向(法 大)
▼61kg級 土屋佑斗(青山学院大)
▼65kg級 谷山拓磨(拓 大)
▼70kg級 志賀晃次郎(拓 大)
▼74kg級 梅林太朗(早 大)
▼79kg級 内田貴斗(和歌山・和歌山北高)
▼86kg級 八木海里(中 大)
▼92kg級 大津拓馬(山梨学院大)
▼97kg級 吉田ケイワン(日 大)
▼125kg級 森 右秀(中京学院大)