※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
《大会日程》=各日とも試合開始は午前10時 場所:東京・駒沢体育館
6月14日(木) 男子フリースタイル61・70・92㎏級 / 男子グレコローマン63・87・130㎏級 / 女子55・72㎏級
15日(金) 男子フリースタイル79・86・125㎏級 / 男子グレコローマン72・82・97㎏級 / 女子65・76㎏級
16日(土) 男子フリースタイル74㎏級・97㎏級 / 男子グレコローマン55・67・77㎏級 / 女子57・62・68㎏級
17日(日) 男子フリースタイル57・65㎏級 / 男子グレコローマン60㎏級 / 女子50・53・59㎏級
※エントリーに基づいた予想であり、直前の負傷等による戦力ダウンは勘案しておりません。
昨年の世界選手権70kg級で銅メダルを獲得し、74kg級に上げて全日本選手権を制した藤波勇飛(山梨学院大)の優勝候補筆頭は動くまい。国内の74kg級は3大会をこなしたが、すべてテクニカルフォールかフォール勝ち。4月のワールドカップ(米国)では世界7位のキューバ選手にテクニカルフォール勝ちするなど、この階級でも世界で通じる実力を披露した。
ただ、5月初めの練習で左目の下を陥没骨折。東日本学生リーグ戦には2試合に出場してともに勝ったが、社会人の強豪相手に通じるまでに回復しているかどうか。
全日本選手権2位の保坂健(自衛隊)、同3位の奥井眞生(自衛隊)と中村百次郎(佐賀県協会)、昨年70kg級2位で階級を上げた多胡島伸佳(KATSURA group)は、この機にその牙城を崩したいところ。
昨年の全日本大学選手権2位の吉田隆起(拓大)は、全日本選手権では藤波から4ポイントを獲得する健闘。最後はフォール負けしたが、最近、藤波に最も食いついた選手といえよう。全日本大学選手権70kg級2位で階級を上げた梅林太朗(早大)、今年のJOC杯ジュニア優勝の三輪優翔(日体大)らの躍進はあるか。
《歴代優勝選手》=男子フリースタイル / 男子グレコローマン / 女子
▼決勝
藤波勇飛(山梨学院大)○[フォール、1:53=10-2]●保坂健(自衛隊)
▼準決勝
藤波勇飛(山梨学院大)○[Tフォール、1:48=10-0]●中村百次郎(日体大助手)
保坂健(自衛隊)○[4-1]●奥井眞生(国士舘大)
※全日本選手権1~3位選手以外はアイウエオ順
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《2017年全日本選手権優勝》
藤波勇飛(ふじなみ・ゆうひ=山梨学院大)
1996年5月27日生まれ、22歳。三重県出身。三重・いなべ総合学園高卒。175cm。2017年世界選手権70kg級3位
《2017年全日本選手権2位》
保坂健(ほさか・けん=自衛隊)
1992年7月25日生まれ、25歳。秋田県出身。埼玉・埼玉栄高~早大卒。176cm。2017年全日本選抜選手権3位
《2017年全日本選手権3位》
奥井眞生(おくい・まお=自衛隊)
1995年9月8日生まれ、22歳。和歌山県出身。和歌山・和歌山工高~国士舘大卒。167cm。2017年全日本学生選手権優勝
《2017年全日本選手権3位》
中村百次郎(なかむら・ももじろう=佐賀県協会)
1993年8月2日生まれ、24歳。佐賀県出身。佐賀・鹿島実高~日体大卒。171cm。2017年アジア選手権3位
礒川利音(いそかわ・りおん=国士舘大)
1997年4月22日生まれ、21歳。京都府出身。京都・網野高卒。168cm。2017年全日本学生選手権70kg級3位
梅林太朗(うめばやし・たろう=早大)
1998年4月3日生まれ、20歳。千葉県出身。JOCエリートアカデミー/東京・帝京高卒。166cm。2018年JOC杯74kg級2位
尾形颯(おがた・はやと=中大)
1997年11月20日生まれ、20歳。千葉県出身。埼玉・埼玉栄高卒。179cm。2017年全日本大選手権70kg級3位
嶋江健太(しまえ・けんた=福岡大)
1998年6月22日生まれ、19歳。佐賀県出身。佐賀・鳥栖工高卒。166cm。2017年西日本学生新人戦優勝
多胡島伸佳(たこじま・のぶよし=KATSURA group)
1994年11月21日生まれ、23歳。秋田県出身。秋田・明桜高~早大卒。172cm。2017年U-23世界選手権70kg級5位
三輪優翔(みわ・ゆうと=日体大)
1998年11月10日生まれ、19歳。和歌山県出身。和歌山・和歌山北高卒。173cm。2017年JOC杯優勝
横山凛太朗(よこやま・りんたろう=山梨学院大)
1998年5月25日生まれ、20歳。大阪府出身。三重・いなべ総合学園高卒。174cm。2017年全日本選手権5位
吉田隆起(よしだ・りゅうき=拓大)
1997年4月30日生まれ、21歳。和歌山県出身。和歌山・和歌山北高卒。171cm。2017年全日本大学選手権2位