※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
2018年欧州選手権第5日は5月4日、ロシア・カスピスクで女子5階級のファイナルが行われ、53kg級でスタルビラ・オルシュシュ(ロシア)が決勝で昨年の世界チャンピオンのバネサ・カラジンスカヤ(ベラルーシ)を第2ピリオド、7-0からのフォールで下し、初優勝した。
1月のヤリギン国際大会(ロシア)は決勝で宮原優(博報堂DYスポーツ)に敗れて2位だったが、2月のクリッパン女子国際大会(スウェーデン)で優勝した25歳。
ブルガリアが2階級で優勝した。57kg級は昨年の世界選手権55kg級3位のビリャナ・ジブコバ・ドゥドバで、62kg級は2016年リオデジャネイロ・オリンピック63kg級代表のタイベ・ユセイン。ともに決勝はロシア選手を破った。
65kg級は2015年世界選手権58kg級2位のペトラ・マーリット・オッリ(フィンランド)が制し、72kg級はリオデジャネイロ大会69kg級3位のジェニー・フランソン(スウェーデン)が勝った。
女子は全日程を終了。ロシアが7階級でメダルを取り(金2・銀3・銅2)、国別対抗得点で173点を取って優勝。2位がベラルーシ(140点)、3位がトルコ(117点)だった。38歳での出場で注目された昨年63kg級優勝のモニカ・ミチャリク(ポーランド)は前日実施の68kg級で5位に終わった。
各階級のメダル獲得選手は下記の通り。
【53kg級】
[1]Orshush, Stalvira(ロシア)
[2]Kaladzinskaya, Vanesa(ベラルーシ)
[3]Prevolaraki, Maria(ギリシャ)
[3]Krawczyk, Katarzyna(ポーランド)
【57kg級】
[1]Dudova, Bilyana Zhivkova(ブルガリア)
[2]Ologonova, Irina(ロシア)
[3]Kolesnik, Alyona(アゼルバイジャン)
[3]Barka, Emese(ハンガリー)
【62kg級】
[1]Yusein, Taybe(ブルガリア)
[2]Trazhukova, Inna(ロシア)
[3]Prokopevniuk, Ilona(ウクライナ)
[3]Ivanova, Veronika(ベラルーシ)
【65kg級】
[1]Olli, Petra Maarit(フィンランド)
[2]Manolova, Elis(アゼルバイジャン)
[3]Johansson, Henna(スウェーデン)
[3]Fedorashko, Krystina(ベラルーシ)
【72kg級】
[1]Fransson, Jenny(スウェーデン)
[2]Zimiankova, Anastasia(ベラルーシ)
[3]Vescan, Cynthia Vanessa(フランス)
[3]Anghel, Alexandra Nicoleta(ルーマニア)