※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
イランのメディアが報じたところによると、イランは4月7日(土)~8日(日)の男子フリースタイル・ワールドカップへの出場を辞退することになり、世界レスリング連盟(UWW)も認めたという。
イランはUWWから、今春にイランの南西にあるアフバスで予定していた男子グレコローマンのワールドカップを秋に実施するよう要請されたが、スケジュールの過密を理由にこれを拒否。この問題がこじれ、男子フリースタイルの不出場を決めたという。
イラン協会は「スポンサーの問題もあり、急に春から秋に変更することはできない」とUWWの要請を断っており、2月中旬ころにはトラブルが表面化していた。イランは昨年まで6年連続で優勝しているが、新旧交代がうまくいかず、昨年の世界選手権の国別対抗得点は9位に低迷。ワールドカップへの出場資格はなかったものの、今年1月、トルコの辞退によって繰り上げで参加することになっていた。
なお、UWWおよび米国レスリング協会は現段階でイランの不出場については報じていない。イランは米国、ジョージア、日本と同組となっている。