※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
(2月28日、キルギス・ビシュケク)
■67kg級2位・下山田培(警視庁)「決勝は、準決勝までのタイプと違い、守りに入られてやりにくかった。突破口を開こうとしても技術が不足してやり切れなかったという改善点が明確になった。0-5になっても、チャンスさえつかめれば逆転できたと思うが…やり切れなかった。2年前のアジア選手権に比べてぐっと成長していることは感じた。世界選手権へ向けて技術の軸はこのままでいいと思う。細かなところを付け足していって、いろんな状況の中で勝ちにいけるようにしたい。(昨年11月に続いて66kg級世界王者を撃破)相手の負傷もあったけど、自分の技でポイントを取ることもでき、そこはよかった。この数ヶ月間でも成長を感じている。銀では満足できないけど、ここまで来られたことは、いろんな方の応援があったから。感謝の気持ちを持って表彰台に上がりました」
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■72kg級3位・井上智裕(富士工業)「優勝するつもりでいた。準決勝で負けてしまって、最低でも銅メダルと切り替えたが、モチベーションが下がってしまったので悔しさしか残っていない。負けたキルギス選手は初顔。外国選手なのでリフトくるだろうと思ったけど、経験不足でかかってしまった。自分から攻めていかないから最初にパーテールポジションを取られ、投げられた。ここを変えていかないとならない。準決勝だけが悔やまれる。世界で一番になるために練習している。3位は1回戦負けと同じ。(3月の)ブルガリアの大会でも一番目指してやる」
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■82kg級5位・前田祐也(鳥取・鳥取中央育英高職)「グラウンドの守りを全部返されてしまった。スタンドで先に点を取っていればパーテールポジションはなかった。全日本合宿で練習はやっているが、取り組みを改めたい。全日本合宿で得たものを所属に帰ってから落とさないように頑張りたい。ローリングの防御は、一回切ったあと体幹の力が抜けていたので、自分でできる体幹強化をやって、自分で工夫して取り組みたい。欧州遠征に参加しない分、所属でしっかりやりたい。このままでは終わりたくない」