2018.01.12

「努力して正々堂々と闘う気持ちが必要」…ドーピング不祥事に関して高田裕司・専務理事

※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。

 カヌーの選手がライバル選手の飲み物に禁止薬物を入れた不祥事がスポーツ界を震かんさせている中、本協会の高田裕司専務理事は「犯罪だ。オリンピックに対する価値観が高くなり、選手の間違った欲望の結果だと思う。勝ちたい気持ちは当然だが、努力して正々堂々と闘う気持ちが必要」と話した。

 日本オリンピック委員会(JOC)の竹田恆和会長からの注意喚起の通達もあったという。「レスリングでは起きないと思う」と話す一方、「まさか、が起きる時代。ナショナルチームを指導する監督、コーチが選手に道徳的なことも教え、人間教育していかなければならない」と話し、強化委員会でもあらためて注意を喚起したいという。