※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
《大会日程》=各日とも午前10時試合開始始
※エントリーに基づいた予想であり、直前の負傷等による戦力ダウンは勘案しておりません。
85kg級で展開された争いが続きそう。世界選手権85kg級代表の松本篤史(警視庁)は、昨年、グレコローマン転向から1年もたたないながら優勝し、今年5月のアジア選手権(インド)85kg級2位と非凡な才能を見せたが、全日本選抜選手権は3位で、プレーオフに勝っての代表権獲得だった。まだ“確固たる地位”とは言い難い。
全日本選抜選手権85kg級優勝の塩川貫太(日体大)は、学生二冠王(全日本学生選手権98kg級・全日本大学グレコローマン選手権85kg級)と学生界を“制圧”。今年だけで6度の国際大会を経験し、スペイン・グランプリ85kg級では銀メダルを獲得。成長途上の勢いがある。
勢いという点では、全日本選抜選手権85kg級2位の角雅人(自衛隊)も同じ。全日本社会人選手権98kg級優勝、国体85kg級優勝と力を見せ、11月のデーブ・シュルツ国際大会(米国)で国際大会初の優勝を経験。日本一は射程距離だ。
復帰し、やがて1年となる元世界選手権代表の岡太一(自衛隊)は、全日本選抜選手3位、国体2位(いずれも85kg級)、全国社会人オープン選手権98kg級優勝と成績を残してきた。以前の力を取り戻しているか。
新階級を制するのはだれか。国体3位の西山慎吾(日体大)ら若手の躍進はあるか。
《歴代優勝選手》=男子フリースタイル / 男子グレコローマン / 女子
※2017年世界選手権代表、全日本選抜選手権1~3位以外はアイウエオ順
![]() 松本篤史(警視庁) |
![]() 塩川貫太(日体大) |
![]() 角雅人(自衛隊) |
![]() 岡太一(自衛隊) |
《世界選手権85kg級代表/全日本選抜選手権85kg級3位》
松本 篤史(まつもと・あつし=警視庁)
1988年3月24日生まれ、29歳。群馬県出身。群馬・館林高~日体大卒。181cm。2016年全日本選手権85kg級優勝
《全日本選抜選手権85kg級優勝》
塩川 貫太(しおかわ・かんた=日体大)
1995年10月14日生まれ、22歳。長野県出身。長野・北佐久農高卒。179cm。2016年全日本選手権85kg級2位
《全日本選抜選手権85kg級2位》
角 雅人(すみ・まさと=自衛隊)
1994年3月17日生まれ、23歳。佐賀県出身。佐賀・鳥栖工高卒。180cm。国民体育大会85kg級優勝
《全日本選抜選手権85kg級3位》
岡 太一(おか・たいち=自衛隊)
1988年4月5日生まれ、29歳。鳥取県出身。鳥取・鳥取中央育英高~柘大卒。182cm。国民体育大会2位
今村 太陽(いまむら・あさひ=福岡大)
1998年4月27日生まれ、19歳。福島県出身。東京・自由ヶ丘学園高卒。170cm。西日本学生新人戦80kg級優勝
岩田 直之(いわた・なおゆき=大東大)
1996年4月11日生まれ、21歳。岐阜県出身。岐阜・岐阜工高卒。179cm。東日本学生秋季選手権85kg級優勝
隈部 吉伸(くまべ・よしのぶ=九州共立大)
1996年7月6日生まれ、21歳。熊本県出身。熊本・玉名工高卒。174cm。全日本大学グレコローマン選手権85kg級3位
堤 卓哉(つつみ・たくや=中大)
1996年9月3日生まれ、21歳。山梨県出身。山梨・北杜高卒。178cm。東日本学生春季選手権87kg級優勝
永井 基生(ながい・もとき=明大)
1996年6月15日生まれ、21歳。千葉県出身。千葉・八千代松陰高卒。174cm。全日本選抜選手権85kg級5位
西山 慎吾(にしやま・しんご=日体大)
1997年3月22日生まれ、20歳。静岡県出身。静岡・伊豆総合高卒。170cm。全日本選抜選手権85kg級5位
平才 巧晃(ひらさい・よしあき=中京学院大)
1996年2月19日生まれ、21歳。熊本県出身。熊本・玉名工高卒。174cm。全日本学生選手権85kg級2位
間島 辰徳(ましま・たつのり=東洋大)
1995年11月10日生まれ、22歳。富山県出身。富山・高岡商高卒。180cm。東日本春季学生選手権130kg級優勝