※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
【チェボクサリ(ロシア)】2年ぶりに実施された女子ワールドカップは12月1日、8ヶ国が参加して開幕。予選リーグが行なわれ、A組の日本は3試合を勝ち抜き、全勝で決勝へ進んだ。最終日、3連覇をかけてB組1位の中国と対戦する。
日本は1回戦のスウェーデン戦をチームスコア8-0で圧勝。48kg級の須崎優衣(JOCエリートアカデミー/東京・安部学院高)と53kg級の向田真優(至学館大)の現・前世界チャンピオンがテクニカルフォールで勝つ幸先いいスタート。不戦勝を含めて6-0としたあと、75kg級の古市雅子(日大)が今年の世界ジュニア選手権72kg級3位のデニス・サビナ・マコタストロームに終盤までリードされる展開だったが、ラスト14秒からの攻撃で6-6の同点に追いつき、ラストポイントで勝った。
2回戦のロシア戦も須崎と向田がテクニカルフォールで勝利。続く55kg級を4-4のビッグポイント差で不覚を喫したものの、そのあとの2試合に勝って4勝目。69kg級は敗れたものの、ポイントを取っての判定負けだったため、この時点でチームの勝利が決定。75kg級の古市が勝ってチームスコア5-3とした。
全勝対決となった米国との3回戦も須崎、向田がテクニカルフォール勝ちする必勝パターン。2試合を落としてチームスコア2-2となったが、60kg級の川井友香子(至学館大)が世界2位のアリソン・ラガンに8-1で勝ち、63kg級の伊藤友莉香(自衛隊)がフォール勝ち。最終的にチームスコア4-4となったが、総勝ち点の差で日本の勝利となった。
B組は3回戦で中国とモンゴルが全勝対決。中国が勝って決勝進出を決めた。
各試合結果は下記の通り。
【A組】
▼1回戦
日本○[8-0]●スウェーデン、米国○[4-4(勝ち点14-13)]●ロシア
▼2回戦
日本○[5-3]●ロシア、米国○[7-1]●スウェーデン
▼3回戦
日本○[4-4(勝ち点18-13)]●米国、ロシア○[4-3]●スウェーデン
《順位》[1]日本 3勝、[2]米国 2勝1敗、[3]ロシア 1勝2敗、[4]スウェーデン 3敗
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【B組】
▼1回戦
中国○[8-0]●ウクライナ、モンゴル○[6-2]●アゼルバイジャン
▼2回戦
中国○[8-0]●アゼルバイジャン、モンゴル○[6-2]●ウクライナ
▼3回戦
中国○[5-3]●モンゴル、ウクライナ○[4-4(勝ち点17-13)]●アゼルバイジャン
《順位》[1]中国 3勝、[2]モンゴル 2勝1敗、[3]ウクライナ 1勝2敗、[4]アゼルバイジャン 3敗