※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
【男子フリースタイル57kg級・決勝】
高橋侑希(ALSOK)○[6-0]●Gilman, Thomas(米国)
日本の男子フリースタイルで36年ぶりの世界王者に輝いた高橋侑希(ALSOK)=撮影・保高幸子
左から2位=トーマス・ギルマン(米国)、優勝=高橋侑希(ALSOK)、3位=アンドレイ・ヤチェンコ(ウクライナ)、ベクバヤール・エルデネバト(モンゴル)=撮影・保高幸子
【男子フリースタイル57kg級・優勝】高橋侑希(ALSOK)
1993年11月29日生まれ、23歳。10歳からレスリングを始める。2009~11年に3年連続でインターハイ優勝。2012年には1年生で全日本大学選手権優勝。2014年に全日本選抜選手権で勝ち、世界選手権へ初出場して5位入賞。
2015年世界選手権は9位。同年の全日本選手権で5位に終わり、リオデジャネイロ・オリンピックの道は断たれた。2016年はゴールデンGP決勝大会3位のあと、全日本選手権で優勝。2017年アジア選手権で優勝し、世界選手権も制した。
《1回戦~決勝の成績》
決 勝 ○[6-0]Gilman, Thomas(米国)
準決勝 ○[7-2]Dubov, Vladimir(ブルガリア)
3回戦 ○[4B-4]Erdenebat, Bekhbayar(モンゴル)
2回戦 ○[Tフォール、4:15=14-3]Tomar, Sandeep(インド)
1回戦 ○[Tフォール、4:43=14-4]Palani, Aso(カナダ)
【男子フリースタイル57kg級・2位】Gilman, Thomas(トーマス・ギルマン=米国)
1994年5月28日生まれ、23歳。9歳からレスリングを始める。4度のネブラスカ州チャンピオンを経てアイオワ大へ進み、オールアメリカンに3回選ばれた。この間、世界カデット選手権に1度、世界ジュニア選手権に2度出場し、2014年世界ジュニア選手権は55kg級で3位。
2017年に世界選手権代表選考会57kg級を勝ち抜いて米国代表へ。7月のスペインGPで優勝して世界選手権へ臨んだ。
【男子フリースタイル57kg級・3位】Yatsenko, Andrey(アンドレイ・ヤチェンコ=ウクライナ)
1997年9月14日生まれ、19歳。8歳からレスリングを始める。50kg級で2012年欧州カデット選手権と世界カデット選手権でともに3位。2013年は54kg級で両大会を制し、2014年は世界カデット選手権で2連覇。2016年はシニアの欧州選手権57kg級で2位となり、オリンピック予選に挑んだが、実らなかった。
2017年はウクライナ国際大会で優勝し、U-23欧州選手権3位、欧州ジュニア選手権60kg級2位を経て世界選手権に挑んだ。
【男子フリースタイル57kg級・3位】Erdenebat, Bekhbayar(ベクバヤール・エルデネバト=モンゴル)
1992年8月13日生まれ、25歳。14歳からレスリングを始める。2009年アジア・カデット選手権50kg級2位などを経て、2012年世界ジュニア選手権55kg級優勝。2013年にシニアの世界選手権55kg級に初出場して9位へ。
2014年世界選手権57kg級5位と力をつけ、2015年はアジア選手権優勝、世界選手権3位へ。2016年はリオデジャネイロ・オリンピックに出場した(14位)。2017年はダン・コロフ国際大会(ブルガリア)とモンゴル・オープンで優勝し、世界選手権へ臨んだ。