※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
【女子75kg級・決勝】Adar, Yasemin(トルコ)○[5-4]●Marzaliuk, Vasilisa(ベラルーシ)
(左から)2位=バシリサ・マルザリウク(ベラルーシ)、優勝=ヤーセミン・アダル(トルコ)、3位=鈴木博恵(日本)、di Stasio, Justina(ジャスティン・ディスタシオ=カナダ)=チームスタッフ撮影
1991年12月6日生まれ、25歳。高校~大学の最初までは砲丸投げの選手。男子フリースタイル52kg級の選手として1984年ロサンゼルス・1988年ソウル両オリンピックに出場したアスラン・セイハンリに見い出され、19歳からレスリングを始める。
当初は、2012年地中海選手権72kg級優勝などの成績はあるが、目立った成績はなかった。2015年世界選手権は10位に終わったあと、2016年欧州選手権で優勝し、初のメジャータイトルを獲得。オリンピック欧州予選でも優勝。リオデジャネイロ大会は8位だった。
2017年は欧州選手権とイスラム諸国大会を含めて国際大会を5大会連続で制して世界選手権へ臨み、キャリア約7年で世界一へたどりついた。トルコの女子としては史上初の世界チャンピオン。181cm。
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○…世界選手権で優勝したアダル選手にとって、8月23日は二重の喜びの日となった。優勝を決めてトルコ国旗を持ってマットを回ったアダル選手に、花と指輪を用意した男性がマットに上がり、片膝をついてプロポーズ。アダル選手は、薬指に指輪をはめて受諾。二重の喜びの涙を流し、2人はマットの中央でしっかりと抱き合った。
トルコの報道によると、この男性はエルデム・イイットさん。会場は警備が厳しく、一般の人は絶対にマットに上がることはできない。ジャージ姿などからして、トルコ・チームのコーチかスタッフと推測されるが…。日本人がらみで、こうしたシーンが見られる日は来るかな?
《1回戦~決勝の成績》
決 勝 ○[5-4]Marzaliuk, Vasilisa(ベラルーシ)
準決勝 ○[8-5]Mae, Epp(エストニア)
3回戦 ○[6-1]鈴木博恵(日本)
2回戦 ○[フォール、1:46=2-0]Selmaier, Maria(ドイツ)
1回戦 BYE
1987年6月23日生まれ、30歳。12歳からレスリングを始め、2003年欧州カデット選手権65kg級3位を皮切りに、欧州や世界の上位に顔を出し、2006年世界ジュニア選手権72kg級優勝。2011年世界選手権3位などを経て、2012年ロンドン・オリンピックに出場し、5位入賞。
その後も2014年欧州選手権2位、2015年世界選手権3位など世界のトップレベルを占め、2016年リオデジャネイロ・オリンピックも5位に入賞。今年の欧州選手権は5位だった。
1987年8月19日生まれ、30歳。京都府出身。京都・立命館宇治高~立命館大卒。162cm。2006年アジア・ジュニア選手権67kg級優勝などで頭角を表す。2012年に全日本選抜選手権72kg級で優勝し、世界選手権は11位。75kg級で2013年世界選手権9位、2014年7位と順位を上げた。
負傷で2015年世界選手権を棄権。回復に努めたがオリンピック予選に間に合わなかった。2016年の全日本選抜選手権は復活優勝。その後も勝ち続けた。
1992年11月22日生まれ、24歳。14歳からレスリングを始める。2012年世界ジュニア選手権72kg級5位などを経て、2015年パンアメリカン選手権75kg級で初のメジャータイトル獲得。2016年パンアメリカン選手権でも勝ったが、リオデジャネイロ・オリンピックはエリカ・ウィーブに代表権を奪われた(ウィーブが同オリンピックで優勝)。
その後、2016年世界大学選手権や2017年パンアメリカン選手権などで優勝を重ね、今回、2度目の世界選手権で3位入賞を果たした。