2017.09.07

世界カデット選手権(ギリシャ)出場の男子フリースタイル・チームが出発

※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。

ギリシャに向かった男子フリースタイル・チーム

 ギリシャ・アテネで行われている世界カデット選手権に出場する男子フリースタイル・チームが9月6日、羽田空港発の日本航空で出発した。試合は8日(金)~10日(日)に行われる。

 先月の世界選手権(フランス)で長男・健一郎選手(日体大)が優勝し、気分は最高と思われる文田敏郎監督(山梨・韮崎工高教)は「グレコローマンで松井君が優勝したと聞き、フリースタイルも頑張らなければ、という気持ちでここ(空港)へ来た。無事に帰ってくることが一番大事だが、結果を出して帰ってきたい」と気を引き締める。

 一方、将来、シニアでも世界で闘うであろう選手ばかりなので、「その時に生きるような経験をさせたい」とも話す。健一郎選手は早い頃から世界で闘い、オリンピックを見せに連れて行ったりして、「世界で闘うイメージができていたと思う。演出された大舞台であっても、落ち着いた試合運びができたのは、そんな経験があったからでしょう。今回の選手には、まず世界で闘うことを肌で感じてほしい」と要望した。

 2日間計量については、「落とすだけでは駄目。でも、きのう確認したらリミットに近い選手もいたので、各自がしっかり調整している。練習での表情を見ながら、サポートしていきたい」と話した。

 グレコローマンでの金メダル獲得に刺激されているのは砂川航祐コーチ(千葉・日体大柏高教)も同じ。「(シニアの)世界選手権でも2人が金メダルを取っていて、いま、日本に対する注目は高いと思う。メダル、もちろん金メダルを持ち帰るようにしたい」と話す。

 シニアでは両スタイルの最軽量級の選手が勝ち、今回も優勝したのは軽量級の選手だが、「外国選手はばてるので、重量級の選手にもチャンスは十分にある。日本は軽量級だ、と思っている人もいると思うが、重量級でもメダルを持ち帰らせたい」と気合いを入れた。

 昨年、アジア・カデット選手権で優勝していて、チームで唯一の高校3年生選手の伊藤謙心主将(63kg級=千葉・日体大柏高)は「グレコローマン・チームが2つもメダルを撮った。フリースタイルも続けられるようサポートしたい」という。主将として、また昨年のアジア・チャンピオンとして、「まず自分が頑張らないとならない。ちゅうちょしないで自分から攻めることが目標。減量はあまりないので、2日間計量でも大丈夫」と余裕を見せ、世界制覇を目指した。