※本記事は日本レスリング協会に掲載されていたものです。
世界選手権前の最後の合宿をスタートさせた全日本女子チーム
笹山秀雄・女子強化委員長(自衛隊)は「けがだけは十分に気をつけさせたい」と強調する。63kg級代表だった伊藤彩香(東新住建)が3日の所属での練習でアキレス腱を負傷し、出場辞退を余儀なくされたことに関連する注意喚起。
「けがをしないため、『力を抜いて練習しろ』と言うわけにはいかない。選手を信じ、任せるしかない。練習前後のケアを十分することで、避けられる場合もある」として、選手の自覚をうながした。
スパーリングでは、お互いに見合ってしまうことが多いことを指摘。「がっちり構える相手に対して、同じようにしていては攻撃できない。リードされてしまった時に追いつけない」と、動いて相手を崩し、攻めることを注文した。
先週のインターハイに参加した選手も、かなりを参加していた。成富利弘コーチ(東京・安部学院高教)は「元気が足りない。もっと元気よくやり、チームを盛り上げるように」と、若手選手が頑張ることとによって世界選手権代表の士気を高めてくれることを望んだ。
6面マットをフルに使っての練習
8日には、63kg級の日本代表の座を争い、全日本選抜選手権2位の伊藤友莉香(自衛隊)、同3位の源平彩南と川井友香子(ともに至学館大)で代表決定リーグ戦が行われる(計量なし)。
伊藤は「急な話で戸惑いもありましたが、行きたかった大会のチャンスがめぐってきたので、この機会をものにしたい」と言う。9月にトルクメニスタンで予定されているアジア室内大会でレスリングが実施されることになっており、その代表に内定していた。それを目指していたので、世界選手権の代表を逃していたとはいえ、モチベーションの低下はなかったという。
年下の2選手が相手だが。「練習ではよく負けているし、試合ではたまたま勝ったようなもの。挑む立場です。最高の緊張感をもって臨みたい」と話した。
源平は「彩香さんはとても残念だと思いますけれど、こうなった以上、絶対に代表になりたい。オリンピック・チャンピオンの先輩にもたくさん声をかけていただいている。すべてをエネルギーにし、自分の力を全部出し切りたい」と話した。
川井はフィンランドで行われている世界ジュニア選手権に出場しており、6日午前に帰国する。
![]() 齊藤将士コーチの技術指導 |
![]() 完全復帰間近の登坂絵莉(東新住建)に挑む48kg級代表の須崎優衣(JOCエリートアカデミー/東京・安部学院高) |
![]() 8日に世界選手権出場をかける全日本選抜選手権2位の伊藤友莉香(自衛隊) |
![]() 練習の最後は補強トレーニング |